畑沢のイモリは、トノサマガエルとほぼ一緒に復活しました。農薬によって一時は殆ど見ることができなくなりました。しかし、農薬が変化してきたことと、耕作放棄地又は休耕田の増加によってイモリなどが復活してきました。それも、昔よりもずっと多くなったのではないかと思えるほどの増加ぶりです。
ところで、「イモリ」というのは、正式な和名ではないそうです。「アカハライモリ」が正式な和名だそうです。赤い腹のイモリというい意味であろうことは、私で直ぐに察しが付きます。それでは、「イモリ」だけでなく、わざわざ「アカハラ」というのですから、赤腹でないイモリがいるかというと、本州などにはこの「アカハライモリ」しかいないそうです。それでは、何も「アカハラ」が不要なのではないかと思うのですが、どうなっているのでしょう。ましてや、人間様のように腹が黒いのがいるわけではないのですから、「イモリ」で十分だと思います。むしろ、人間の中に「クロハラヒト」を亜種にして名付けてほしいものです。この亜種は結構、厄介で、富と権力に飽くなき欲望を持っています。そして、政界や経済界に多数が生息しています。
「魚釣り」をした経験をお持ちの方は大勢おられると思いますが、「イモリ釣り」の経験はおありでしょうか。イモリは何でもよく食べる元気な子です。適当な餌を針に付けて、イモリの目の前にぶら下げると、ほぼ確実に餌にかぶりつきます。「愚かな奴よ」と、我ら悪がきは悪口雑言を浴びせながら、「イモリ釣り」に興じたものです。釣ったイモリは、食べる訳ではありません。結局、そのまま水の中に戻すだけです。一番、愚かな奴は私たちだったようです。
イモリと馬鹿にしたように言いますが、実は超能力を持っています。最近、STAP細胞が世界を騒がせていますが、このイモリは何の処理をしなくても、再生してしまいます。大変に残酷なお話ですが、イモリの脚を付け根から切断しても、再び脚が生えてくるそうです。一度、分化した細胞が脱分化して再生するのか、それとも「間細胞」が再生に関わるかは分かりません。などと知っているかのようなお話をしていますが、いくら悪がきでも「釣り」をしても、「脚の切断」はいたしません。畑沢の悪がきは、本当は優しいのです。
注意、イモリは「毒」を出します。