ここは夏に「花がいっぱいです」で投稿しました。あれは夏の花でしたが、秋も花がいっぱい植えられていました。遠くには、美しい山が見えます。この写真は花にピントを合わせましたので、遠景の山並がボケてしまいました。
そこで今度は山並にピントを合わせてみました。この山は、常盤小学校・常盤中学校時代に私たちの柄のモデルになってくれました。小学校では図画工作、中学校では美術の時間に野外での写生があり、しばしば、このポイントが選ばれました。今でも小学校時代に細野出身の五十嵐M君と並んで描いていたことを思い出します。五十嵐君は絵が上手でした。中学校を卒業してから全く会えません。
さて、小学校時代、畑沢から小学校へ向かって歩きます。松母(マツボ)の林の中の坂道を下って荒町を過ぎると、やがて再び下り道になり、この山が右方向に見えてきます。いよいよ延沢に入る景色です。学校が近づいたことを示す景色でもありました。
小学校の校歌に「大平山の水清いほとり 小魚のようにはつらつと育ち、夢と希望と…」という歌詞がありました。その中の「大平山」がこの山と思っていました。小学校の効果を謳い、「大平山」の歌詞になると、いつも、なんの疑いもなくこの景色を頭に浮かべていました。姿形が整っていて、山肌にも変化があり、如何にも「山」らしい雰囲気を持っていました。特に3月のの景色は見事でした。山の端を立木が黒く縁取ります。くっきりと聳えていました。
大平山(畑沢で言う「ホウズヤマ 寶沢山」)は常盤地区で最も高い山です。小学校のシンボルとして校歌に入れたようです。しかし、この山は大平山ではありませんでした。国土地理院の地図で探したところ、「御堂森」という山のようです。本当の大平山はこの山よりもずっと右側、即ち西側に位置していて、はっきりと御堂森とは違います。
私はこのように小学校の校歌さえも、いい加減に歌っていたようです。ましてや歌謡曲なぞは、でたらめもいい所です。勝手に作曲と作詞をやってしまいます。