一昨日7月23日に第二種電気工事士の技能試験がありました。去年に続いて2回目の挑戦でした。実は私はリフォーム作業をやっています。大工仕事と左官仕事は自宅を工事するのに資格を必要としませんが、水道管工事や電気工事は例え自分の家でも無資格では作業できません。ところが、私は小さい時から電気が苦手です。中学の技術家庭の中で、希望者だけがラジオ制作を行うことができたのですが、その費用を出せずに作ることができませんでした。その時からずっと電気にはコンプレックスを抱いてきました。リフォームを自分で完成させたいという気持ちのほかに、死ぬまでにどうしても「電気コンプレックス」を克服したい気持ちがありました。昨年6月に筆記試験、7月に技能試験がありましたが、技能試験が散々な結果でした。山形県の会場に800人ほどが受験していて、課題の作品を完成できなかったのは私だけだったように見えました。要するに私だけが不合格だったように見えました。当然、落ち込んで「電気コンプレックス」は強まってしまいました。筆記試験に合格していると、もう一度、次の年も技能試験を受けることができるので、今年、再挑戦したわけです。今度はきちんと練習しました。昨年は解説書を見て、作業方法を理解できたと己惚れてしまいました。試験当日には、持て余した朝の時間に庭の草取りをしたところ、右手を百足(むかで)に刺されてしまいました。それでも、合格するだろうと思っていましたから、私は何という愚か者だったのでしょう。そして見事に「不合格」。試験結果は通知が来なくても分かっていました。何せ、課題の作品が全くの未完成でしたから。
そこで、今回は徹底的に練習しました。理解できるだけでなく、「手際よく、間違わないで、確実に」できるようになりました。23日の試験では何回も練習した課題が出てきました。材料が配られた段階で、どんな課題であるかをほぼ完全に想像できましたので、問題用紙を開く前から作業の順序をイメージして頭の中で練習することができました。作業を開始しても、スムースに作業することができました。完成した時は、与えられた時間の半分程度が残っていたほどです。ああ、これでやっと合格できるかなと思ってしまいました。
しかし、試験が終わって二日目になると不安が込み上げてきました。「人事を尽くして天命を待つ」などと言っている場合ではありません。「我に艱難辛苦を与えたまえ」などの気持ちもさらさらありません。ここはなりふり構わずに、神仏の御加護にすがるべきです。畑沢の神々に祈りたいと思います。「どうか、神様、仏様 私を助けてください」です。畑沢の神様と仏様に登場していただきますので、皆さんからも「どうか哀れな畑沢のスビタレを救い給え」とお願いしてください。
それでは神様と仏様がご登場です。
先ずは畑沢の一番と奥の「乳母木地蔵」さんです。背中炙り峠越え街道(古道)の峠にある地蔵です。ところで、「乳母木地蔵」と書きましたが、昭和2年に青井法善氏が著した「郷土史之研究」には、「姥地蔵」の文字もあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/7d/98cf3be8a03f27afeba1109ab1bb3394.jpg)
次は同じ背中炙り峠にちょこんと鎮座している「山の神」さんです。手作り感のある可愛らしい神様です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/b6/948868dc078d5e83a9d985f1d9182f30.jpg)
同じく「山の神」さんですが、峠からずっと北の方に下ってきた上畑沢の小柴沢と山の神沢と間の丘で頑張っています。私の見立てでは、正学坊という山伏に所縁があると思っています。先達屋敷と田んぼや千鳥川を挟んで真向かいに位置しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/52/adda47835c10413c8f07a9372a7af83e.jpg)
今度は中畑沢です。中畑沢では「関嶺様」と呼んでいますが、地蔵像です。関嶺(寒嶺)和尚の神通力にもお頼りいたします。ハハー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/03/f489a42bb01367e11e4b5e3edd743799.jpg)
最後は女性っぽい下畑沢の「如意輪観音」さんです。仏さんですが、そのポーズから「歯痛の神様」とも言われています。「試験の神様」にもなってくれるでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/c2/7697bb374fc67fb94822e8710fe2c62a.jpg)
その他の神様、仏様どうかよろしくお願いします。皆さんも御一緒にお願いします。