平成29年9月24日(日)に、畑沢での稲刈りを手伝いました。山形から畑沢へ向かう途中、天童、東根、村山を通りましたが、何処でもまだ稲刈りは始まっていませんでした。畑沢へ到着しても同じことで、稲刈りは見られません。それでは何故、「稲刈りの手伝い」かと申しますと、早生種の稲刈りだからです。「秋田小町」という品種だそうです。畑沢は山に囲まれていますので、昔からかなり早生種も植えられていました。その年その年で天候が違いますので、早生種にするか普通種にするかは、かなり難しい判断を必要としますが、前もって天候を当てることはできませんので、多分に博打みたいなところがあります。
さて、手伝う田んぼは下の写真のとおり刈り時になっていました。写真の家並みは中畑沢、最も遠くの山は背中炙峠がある所です。
稲刈りは基本的に機械が来ないます。コンバインと言うそうです。2台見えますが、右側の大きい方は故障中です。大きい機械は4条の稲を同時に刈り取り、しかもスピードも速いとのことですが、小さい方は2条刈りでゆっくり刈り取ります。ゆっくりとは言っても、昔のように手で刈り取る速さと比べれば、雲泥の差です。早いものです。私たちが手伝うのは、機械が田んぼに入るスペースとコーナーと機械が曲がるスペースを作るために、手で刈り取ることです。完全に四角な田んぼの場合は四隅だけですが、山あいの田んぼは歪(いびつ)な形をしていますので、刈り取るスペースは4隅だけではありません。
「忙中閑(ぼうちゅうかん)あり」。いい言葉です。私は、誰から言われなくても、しばしば自主的に閑を作ります。これが私の健康の秘策です。田んぼに濃い紫の花が咲いていました。葉っぱは細いハート型です。この花と葉の形で連想される植物があると思います。そうです、金魚屋さんで売っているホテイアオイと似ています。それもそのはず、同じミズアオイ科に属しています。コナギは水に浮きませんが、ホテイアオイは浮草で南米原産です。コナギも外来種らしいです。コナギは特徴的で好きな植物ですが、元気に蔓延(はびこ)りますので田んぼの厄介者です。
庭の雑草の中に食べられるキノコがあり、もらってきました。庭で採れる食べられるキノコというのも珍しいものです。ヤナギシメジだそうです。去年ももらって食べたのですが、すっかり味を忘れてしまいました。私には微妙な味の違いを感じようとしない性分があります。しょうがないですね。今年こそは味わいます。
タデというものらしく、藍の仲間だそうです。「蓼食う虫も好き好き」のタデです。刺身の「つま」にもするそうですが、見たことがありません。実際に「つま」として出されても、関心もなければ見分ける力もありません。タデの小さな群落があちこちにありました。
よく見かける花ですが、一応ネットで見ましたら、フジバカマの画像に似ていました。きっとフジバカマでしょう。詳しくは調べませんので、間違っていたら教えてください。
さて、これもよく見かけるようになりました。ツリフネソウです。水っぽい場所に群生しています。今が盛りの時期です。
手伝いの仕事を終えて、背炙峠に着いた時には、既に太陽が葉山の陰に隠れていました。この日は私の好きな飛行機が飛んでいませんでしたので、純粋に山と雲を撮りました。