関嶺和尚は、江戸時代に畑沢で生まれ、その後、尾花沢市丹生の巣林寺の住職になり、名僧として数々の伝説を残した和尚です。私は今年の7月ごろ、このブログで関嶺和尚にまつわる伝説と石仏を紹介してきましたが、肝心要(かんじんかなめ)の巣林寺での取材が残っていました。ところが、平成25年11月24日(日)に丹生の従妹のお宅に急に用事ができましたので、巣林寺を訪問する絶好の機会を得ることができました。
巣林寺は、関嶺和尚が生まれた畑沢から真北へ9kmにあります。北側に小高い丘を背にしています。曹洞宗の禅寺で、入口には二階建ての荘厳な門があります。
門の左わきには関嶺和尚に関する説明がありました。それを拝見して驚いてしまいました。「関嶺和尚」ではなくて「寒嶺和尚」となっています。私は、ブログに投稿する前に巣林寺に出向いて確認しなかったことを悔やんでしまいました。でも、私が出会った資料(「尾花沢の伝説」と「関嶺大和尚墓」)には、「関嶺和尚」とありました。何とも不思議です。そして、生存期間を見て、二度目の驚きです。1746年から1656年を引くと90年です。人生50年と言われていた時代に90歳まで御存命だったわけですから、生命力も人並み外れたものがあります。
看板の内容は、次のとおりです。