畑沢で令和4年5月22日(日)に田植をするとの連絡がきました。そして、その一週間前になると、NHKの連動データに天気予報が出ました。土・日と気温28度の晴天となっていました。
「えー、とんでもない暑さだ。日程を変更した方がいいのではないか」
真夏並みの暑さの下で田植えを想像することができません。それまで暑い日が続いていても、田植えのころになると一旦、気温が低下するものでした。それが「田植」の昔からのイメージです。しかし。その時の天気予報はこれまでの常識を根底からひっくり返していました。また、予報をそのまま信用することもできません。一週間前の予報では正確でないのです。1週間前の天気予報に狼狽(うろたえ)ながらも、じっくりと待つことにしました。
やはり天気予報は一日ごとにころころと変わってきました。世界中の天気とは言いませんが、少なくとも日本の天気は、予想するのが困難になっています。異常気象が「通常」になってきています。そんな状況でも予報しなければならない人たちが可哀そうです。予報が悪いのではなくて、異常気象が悪いのです。
待った「かい」がありました。何度も太陽マークや雨マークが出たり消えたりしながらも、前日には「曇り時々雨」になりました。
「曇りが主体の天気なら田植えはできる。少しぐらいの雨なら大丈夫」
しかし、山形から北へ向かうにつれて、雨が降ってきました。
「畑沢へ着けば晴れる」まさに能天気です。
畑沢でも雨は止まず、午前中ずっと降り続け、とうとう午前中は田植えができませんでした。しかし、昼食が終わると一転して雨がやみました。午前中はほぼ体力を使っていませんので、元気一杯です。畑沢では、代掻きを待っている田んぼ、代掻き中の田んぼ、田植え中の田んぼ、田植えが終わった田んぼ等々、様々です。
田植え中でもそれなりの花があります。先ずはタニウツギ。山の斜面でよく見かけますが、下の写真は川岸にありました。
藤の花が山や川岸で咲き誇っています。その中で最も色が濃いと言われて写しました。確かに「濃い」かもしれません。
山の杉に絡みついた藤は、不気味さがあります。杉は縦に長い形なので、藤も縦に並びます。
農業用水路の脇には、ナルコユリ(鳴子百合)がこれから茎も葉も花も一斉に広げようとしています。茎、葉が伸びてから花を着けると思っていたのですが、全部、一緒だったのですね。これは食べられるそうです。一昨年、常盤中学校の先輩から頂戴して御馳走になりました。しかし、収穫する適期を知りませんので、自分で収穫する気にはなれません。
最近、よく見かけるのですが、得体の知れない花も沢山ありました。外来種なのでしょうか。調べたいと思います。今の所、ネットでは手掛かりがありませんでした。