このところの好天気で気温が上昇しました。特に4月24日(金)は、尾花沢市が24度近くまでになりました。普通の年ならもう少し後に咲く花も、既に開花していました。
上畑沢の延命地蔵堂の土手には、水仙が全開です。
背中炙り峠(古道)への入口には、キクザキイチゲがお花畑を作っています。昨年と同じようなアングルですが、実は微妙に異なります。
上の写真と同じ場所に、初めて見る小さな花が咲いていました。葉はいつも見ているような気がしますが、普段、気に留めないほどにポヒュラ―なので、調べる気も起きませんでしたか、こんなに個性的な花が咲くのなら、もっと関心を持つべきでした。いつの日にか、分かる時がやってくるでしょう。気長に待ちます。
いよいよ、背中炙り峠に登りました。早くも山桜が咲いていました。山桜にも多くの種類があるのだそうですが、正直言って私には面倒ですので、漢字で「山桜」です。
峠から村山市側に下って行くと、弘法清水があります。そこに覚えたばかりのキブシの花がありました。実(み)の姿は既に覚えましたが、花は初めてです。当然のことですが、花も下にぶら下がっています。
キブシと同じところに、アブラチャンが咲いていました。アブラチャンの幹はカンジキに利用されます。それだけの樹木かと思っていましたが、花も小さいながらも精いっぱいに目立っています。庭に植えている方の気持ちもよく分かります。
背中炙り峠に戻ると、午後5時近くになり太陽光線が横から当たりました。いつものカタクリも、ちょっとエキゾチックな花の雰囲気になりました。
峠を離れようとしたときに、ショウジョウバカマが
「私を忘れちゃ、畑沢出身者と言えないよ」と下から叱りました。そうです、畑沢の早春にはカタクリ、キクザキイチゲにショウジョウバカマが主役です。
急がないで、畑沢の中に包まれて下さい。