この写真を御覧になって、どんな言葉を連想しますか。「ビッキ」と答えるのが正しい畑沢出身者らしいと言いたいところです。畑沢には蛙の種類が沢山いると思いますが、ガマガエル以外は、すべてビッキと呼んでいたようです。ちなみにガマガエルは「ガマ」と呼んでいました。
ガマガエル以外はほとんど実生活に関係ないので、どんな種類でも「ビッキ」と総まとめにしても問題なかったようです。ところが、再びガマガエルの話になりますが、こいつは生活に影響しました。夜間、飼っている蚕の床に忍び込んで、大量に食べてしまいます。ビッキとは比較にならない実害をもたらします。
回りくどくなりましたが、写真の蛙は「トノサマガエル」です。昔は田んぼに沢山いましたが、農薬が大量に投入されてからは、最近まで殆ど見ることができなくなっていました。幸い、農薬の種類が変わったことと、減反政策により農薬を使わない耕作放棄地が大量に生じたこともあって、トノサマガエルも復活しています。特に、水を張った休耕田にはウジャウジャ棲んでいます。おまけに、蛙を狙う蛇までもが近くにいますので、肝をつぶすことがあります。
写真のトノサマガエルは、完全にカメラ目線です。畑沢の休耕田で撮りました。こいつは結構、貪食だそうです。ならば、害虫などの駆除にはもってこいなのでしょうね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます