以前から読みたかったこの本ですがやっと読みました。
人は死なない-ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索- | |
矢作 直樹 | |
バジリコ |
ある意味斬新なタイトル。
読んでみて納得です。
著者は東大医学部の教授とともに付属病院の救急部・集中治療室の部長の職を担う人。
救急患者を多く診る中で、どんなに状態の悪いところからでも命を取り留め治っていく人と、あっという間に亡くなっていく人を見るにつけやはり命というのは医療や人間の力の及ぶところではない「摂理(神の存在)」を感じるようになったと書かれています。
科学、宗教、宇宙、雪山登山で2回も命拾いをしたご自身の体験、そして霊の存在とスピリチュアリズムの歴史、そして医療における利他の実践・・などなど。幅広い知識と深い洞察力からなるこの本は読んでるとこっちまで頭が良くなる気がする本です。
「よりよく生きる」
このことは誰にとっても生きるテーマ。
魂は死んでも残るとすれば、死んだ後に恥ずかしいと思う生き方だけは避けたいですね。
興味を持たれた方はぜひご一読を。
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