★「予知夢」 東野圭吾
27歳の青年が、子供の頃に夢で見た名前の女性に、17年後に実際にめぐり会い、彼は、夢の通り、結婚できるものだと思い込んでいた。そして、彼女が自分を待ちわびていると思い、家に忍び込み、事件は起こった。
担当する刑事・草薙は、青年が子供の頃に書いた作文を確認するが、確かに、彼女の名前が書かれていた。会った事も無い女性の名がなぜ書かれていたのか?実際にその女性が存在したのは偶然なのか?それとも予知夢なのか?
この本には、不思議な事件が5編描かれていて、草薙刑事が、友人である物理学者・湯川の力を借り、それらを解決していく。
まるで心霊現象のような不可解な事件も、謎を解けば、なるほど。。。と納得できて、面白く、いっきに読めてしまう。
この中で、1つ面白いことを湯川が教えてくれた。
綱引きで勝つためのアドバイス。。。
さて、それは何でしょう?
草薙刑事は「腰を落として踏ん張ることが大切だ」
湯川は「やや腰高に構えたほうがいい」
実際に学生たちにやらせてみると、
結果は。。。湯川の勝ち!
え?って思いましたね、
だって、私も草薙と同じこと思っちゃいましたもん。
そのわけは、高いところにあるものを引っ張るときより、低いところにあるものを引っ張ると時のほうが、足が地面に強く押し付けられて(垂直効力が増えると言う)最大摩擦量が大きくなって、つまり、踏ん張りがきくのだとか。。。