新潮社
発売日:2009-07
胸騒ぎがするホラーです。
男は、何かの声に導かれ、山中の廃材置き場へたどり着いた。
そこで見つけた古い冷蔵庫の中に、何かがいる気配・・・
同じように、声に呼ばれてそこを探し当て、たたずんでいたのはお寺の住職。
胸騒ぎがしつつも、2人はその扉を開けずにはいられなかった・・・
そして、そこには、素裸の幼い女の子・ミハルがぐったりと収まっていた・・・
お寺で育てられることになったミハルだったが、
飼い猫の死や、住職の母の異常な行動とともに、
集落にも異変が・・・!
ミハルが、怖い・・・
可愛いがゆえに、何も悪さをしないがゆえに怖い・・・
ざわざわと、何かが心を揺らす・・・
次のページをめくるのが怖い・・・
この不穏な空気が、ホラー好きにはたまらない面白さ でしたが、
ミハルはいったい何だったのか?ちょっとすっきりしない感も・・・
私の満足度★★★★☆