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慈照寺銀閣【京都府京都市左京区】

2016年06月14日 22時31分38秒 | 国宝
 慈照寺の『銀閣』は、国宝に指定されている建物で、通称「銀閣寺」と呼ばれるように、東求堂とともに慈照寺を代表する楼閣建築です。
 室町幕府8代将軍である足利義政によって、長享3年[1489]に建てられています。木造2階建て、屋根は宝形こけら葺き、銅製鳳凰が乗っています。


 3代将軍足利義満が建てた金閣と対比して紹介されていますが、建物の性格は真逆で、金閣は政治の中心である政庁としての性格を持っていたのですが、銀閣は政治からの現実逃避のために建てられたものです。

 足利義政は、政治家としてはまったく駄目な人でしたが、芸術家としては超一流のセンスを持った人でした。日本の文化芸術の基礎を作り上げた人で、銀閣と並び称される「東求堂」は、現在の日本建築のベースとなる建物でもあります。
 金閣のような派手さはありませんが、日本人の心にひびくわびさびが溢れています。公共交通機関利用だと少し不便な場所にありますが、京都に行かれた際には、是非足を運んでみて下さい。


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