歪曲される情報を見る。

日本を馬鹿(馬鹿文系)が叩く、だが、それはどの程度正しいのか?非常に疑問である。

アルジェリアの事件。1970年代を思い出す。

2013年01月22日 00時42分35秒 | 日記

今回の事件は、イスラムのアル・カイーダの連中が暴発してやった!と言う向きも多いだろう。まぁそれは正しいのだが、そう思うなら1970年代の歴史というか、図書館で、海外の情報だけを見ていれば、若干分かるのではないだろうか?
1990年初頭に東欧の民主化が進み、その後新古典主義が勃興し、あの最低最悪の不細工物体竹中平蔵と無責任な性の暴走白髪小泉レイプ一郎が出張ったのだが、実は、1990年代の「資本主義の勝利」と小泉の外道がホザいた事の結論がこれなのである。
その一方で、池上彰の現代史を持っていれば見直してみると分かるだろうが、この手の血塗られた歴史はまったく述べられていない。
1970年代、東西の亀裂だけだったと池上彰は吹聴するのだろう。これが真っ赤な嘘である。例えば、この時代ヨーロッパでは、ロンドンであろうとパリであろうとフランクフルトであろうと、カフェでコーヒーを飲むのは少々危険な事だった。またスペインはフランコが死ぬ前後で荒れていた。ポルトガルも軍政が引かれていたあとなので、これまた問題が多かった。
これらのヨーロッパの問題を池上彰の現代史は全く載せていないのである。
またよど号事件も発生したが、この時に「超法規的措置」で平和ボケと言うのを世界に周知させたのも有名である。
同じ頃今遺体を発掘されているアラファトはPLF(PLO)の議長で、爆弾テロに忙しかった。アラブが過激派が多いと思われている様だが、実は1970年代の池上彰の「現代史」を真面目にやればやるほど、この時代の事は全く分かっていないのである。
実は、イスラムの方がマシだったのだ。
イスラムが強力になったのは、イラン革命以後で、その後アフガン侵攻、そしてアル・カイーダが出来たあたりからである。
またイラン革命の後でも、実は三菱重工などの重工各社はメンテなどで結構訪れている。例えば湾岸戦争時には、三菱の部長級が3人訪れ、事故を起し多分2名が死亡している。そんなことがあっても、結構、その頃の上層部にはイラン通やアラブ通が多かった。その頃の社内報には、部長級の人が、かつてのお隣さんのことを懐かしげに書いている。
では、今はどうなのか?である。
実は、その頃のコネクションとか言うものが大分切れている様なのである。そして、1990年代から世界は大きく変わっており、特に湾岸戦争後はアメリカの力が大きくなっており、実は、その力が大きくなったことがアラブの過激化を呼んでいるようなのである。
もっと言えば「西洋とは違う」と言う日本のプレゼンス(存在、あるいは存在意義)が薄れたために、今回の日揮の社員が「西洋人と同列」に殺されたのである。
昔は、日本は「別枠」だったりする。また、その頃、日本人は結構庶民との付き合いが多く、その内々のコネクションで助けられたとかの話があったりする。
当時の日本お商社とかは、今の頭の悪い馬鹿文科系大学出が吹聴するような立派な存在ではなく、本当に地道に苦労しており、その結果、地元の泥臭い情報や付き合いを手にしていた。
私はMASTER KEATONの話を見ていたときに、これを昔の商社の人として考えてもおもしろいと思っていた。実はMASTER KEATONの中の平賀太一キートンの姿は、当時の商社の関係者と言い換えると、結構正しいのである。
実際IJPCプラントの関係者はイランイラク戦争時に、MASTER KEATONやエロイカより愛を込めての中にあるような、相当に酷い脱出劇を繰り広げたとの話である。
今の状況は、アラブの春の関連を指摘するが、それは確かにそうなのだが、その一方で、この動きはアラブの世界でも「貧富の差」が問題となっており、その「貧富の差」は、とかくアメリカの暗躍、支配と直結する傾向にあり、それは日本と違って「デフレは政府の愚作の所為」と言う「テレビ朝日などのマスゴミの誘導」とは「別の誘導」で考えているアラブの「勘違いの流行」である。日本は、日本で「別の形態の勘違い」を「公然と馬鹿が吹聴している」のである。
ただ、アラブの言うことも全く外れてはいないとも思う。実際、アラブ世界では、今、ムスリム同胞団や赤新月社が大忙しである。元々社会保障の無いアラブでは、このムスリム同胞団などのイスラム教のバクシーシ(喜捨)の教えによる組織が無ければ、イスラム教も抑えられないほどの状況となっているだろう。
古臭い宗教と言うのはそうだが、それでも無いよりは大分マシなのだ。実際、三菱の社内報を読んだ私が思ったのは、本当に温厚な人ばっかりなのである。だがテレビなどの報道は野蛮で五月蝿い連中の様に見える。まるで虫獄の様にである。
だが、それは世界的に見て「虫獄より大分マシ」と言うのが正確である。虫獄やチョングソは民族的に世界最低である。ロシアでも「虫獄100匹分狡猾な奴」と言う言葉があるほどなのである。同じ様な言葉でアラブをけなしている言葉を私は知らない。
今回のアルジェリアの問題でも「異教徒」と言う言葉が使われている。この異教徒と言う言葉は十字軍の頃からイスラムで多く使われている。異教徒と言う言葉は、前からあった。異教徒=敵と言う意味が付加されたと言った方が良いだろう。この異教徒とは、主に「攻め込んだキリスト教」や「イスラム教確立時点から蔑んでいたユダヤ教」と言う事もあるのだが、イスラムと国境を接している仏教国やヒンディー教なども指している。しかし、メッカを近くに置き、聖地を共有しているキリスト・ユダヤの意味合いが大きい。
そして、今のイスラムの劣勢は、キリスト・ユダヤの「陰謀」と言う、要は「何か知らんが、とにかく狡猾で悪い奴が、イスラムを貶めているんだ」と言う「虫獄やチョングソが自分たちこそ陰謀を巡らしているのに、何か知らないが日本が一方的に悪いんだ」の論法に似ているが、積極的に陰謀を巡らしていない分イスラムの方が、まだチョングソや虫獄より「純朴」で「交渉」の余地がある。
実際、イスラムは「交渉」をするプロトコールの意味が大きく、実際イスラム教は通商によって発達したのである。問答無用の攻撃は「イスラムの本質ではない」と東大のイスラムを研究して言る先生(名前忘れたけどNHK教育の世界史や地理で、私の頃は4時間ぐらい放送していた)や、中東調査会の人たちが言うのであるが、実際そうなのである。
だがイスラムが「凶暴化」しているのは、やっぱり事実ではある。
しかしイスラムだけが「凶暴化」しているのか?である。実は虫獄・チョングソは元より、今ヨーロッパが「凶暴化」しているのである。その一方でイスラムと言っても実に穏やかなインドネシア・マレーシアとは対照的である。しかも彼らは「悪逆非道」な「華僑」を適宜「暴動」でぶっ叩いている、日本人からすれば手本にすべき存在である。
さてヨーロッパでは、昨年秋、アイルランド北部でイギリス支配に講義するデモがあった。ここで「トリビア」を一つ。北部アイルランドでは、何かにつけて横暴なイギリスの地主がアイルランド人を抑圧することがあった。それをサボタージュで抵抗したのだが、その時の行動を、そのイギリス人領主の名前で呼んだ。それが「ジョン・ジェリー・ボイコット」そう「ボイコットする」はそういうネーミングである。ちなみにサボタージュはオランダで仕事を放棄するときにオランダ名物「木の靴(サボ)」を地団太踏んで、音をならした。これがサボタージュの語源である。
ヨーロッパは1970年頃はIRAを先頭にFAL、バスク解放同盟、赤い旅団、誘拐産業、などなどのテロ組織が乱立していた。特に今では分からないだろうがフランスが酷かった。フランスは多民族社会で、5角形の国に5つの主要言語、5つの民族と言うことで、結構酷かったのである。それはスペインもポルトガルもそうだった。またコルシカ島では、コルスと言う民族がおり、これが実はナポレオンの血筋である。このコルスも独自の文化を堅持しており、なかなか他のヨーロッパの国々と融和することが無かった。
実は、今、これらヨーロッパの民族主義が沸騰しつつある。その一番の問題がベルギーである。これまた池上彰が全く伝えないが、元々ベルギーにEU議会があるのは、ドイツ系とフランス系の争いが酷く、それを監視する意味で置いたのである。(フラマン人とワロン人)
このベルギーが昨年春に燃えたのは雇用の大きな受け皿の製鉄所が閉鎖されるとのことだった。どうも、これが地獄の釜のふたを開いた様である。
池上彰はグローバル経済が世界を支配するような銭ゲバの吹聴する内容を信奉しているようだが、それは字面どおりには受け入れられない。
さて、どんな言い逃れを今「安い金で雇った面々」を使って考えているのか?と思うのだが、この間の「ヒッグス粒子の解説とやら」の出来の悪さは立派に「給料泥棒もの」である。
また「通貨危機の解説とやら」もツッコミどころ満載で実に給料泥棒の進化を遺憾なく発揮した。
ヨーロッパの不良債権問題を頭の悪い馬鹿文科系大学出が適当な事を吹聴しテイルが、これが一度攻撃に回ると、頭の弱い馬鹿文科系大学出は皆殺しにしかねないほど怖い。実際、今頭の弱い馬鹿文科系大学出が「ダメだダメだ」と吹聴しているスペインやイタリアは相当に怖かった。私は知っているので、馬鹿の様に怖い相手に突っ込まない。せいぜい馬鹿どもがチョングソや虫獄の様に居丈高にヨーロッパ人にクダを巻くがいいだろう。
特にスペインのバスク地方は、100kgの岩の玉を首のまわりを回すと言う「何がしたいのかよく分からない競技」をするほど力が強い。殴り合いをしたら馬鹿文科系大学出は100匹はボコボコにされた上で100kgの岩の玉を叩きつけられて撲殺されるだろう。
それからすればイスラムは、まだやりようがある気がする。(だが、トルコやイランの地元格闘グループは相当に強い。)
そんなこんなで、今後いろいろな事が起きるだろうがイスラムは前々から騒いでいた。それよりもヨーロッパが何か起きたら、連鎖的になるのでは?と言う気がしないでもない。
しかし、どうも世界は虫獄の景気が底打ちしたと言う「お墨付き」を出したのだが、果たして今の貧富の格差の暴発の危機から、そのお墨付きが空虚なものとしないだろうか?
今世界中で「暴動・暴発」の種火が燻っている。
日本のような国は「稀有」であると言うことを認識すべきである。