ムバラク政権の末期で、貧民がひどい状態のエジプトでは、赤十字ではなく、イスラムの赤十字である赤新月社も、あまり対した支援が出来ない。そんな中有効な福祉は、エジプト政府ではなく、ムスリム同胞団が行っていた。
ムスリム同胞団は、基本、エジプトだけではない。大体において池上彰の「宗教を混乱させればニュースが分からなくなる」と言う基本方針で、マスゴミの尖兵となっての悪行がよっぽど宗教を分からなくしているだろう。
ムスリム=イスラム教徒は、実は良く分からない。特に日本の低能調教とマスゴミゲス外道調教を受けて、それを事実と嘘の間と思い込んでいる下輩は分からないだろう。
まず、池上彰の吹聴した宗教の内容は、一時抹殺して欲しい。なぜなら、あの嘘ハゲのほざくことは基本的に「現実ではない虚構」なのである。
ムスリム同胞団は「訳の分からないイスラムの意識を顕在化したホメイニみたいな奴」と筑紫哲也の夢、慶応のふざけた諭吉の夢と重ねた寝言を思い込んでいるだろう。
実は違う。
モルシ氏は2年前、エジプトの貧民の間を供給物資を分配するために東奔西走していた。
ムスリム同胞団は、ムスリムの「同胞を助けよ」と言う「ムスリム=イスラム教徒」の良心を顕在化した物である。
ムスリムは基本的に、野獣の首にコーランという紐をつけて、何とか人にしているだけという、何とも「弱々しい」存在なのである。
基本、イスラム教が無ければ、ヘクマチエルなんぞ「通商が不可能な蛮族」なのである。
実はグローバル経済が「野獣」を「人にする」とはムハンマド=モハメットが最初に構想した物なのである。
商業を広げたのは、アラブの商人と印僑の力であり、華僑は基本的に役立たずである。
モルシは常に最前線で、色々な問題を着実に解決する係長や課長レベルの人で、エジプトの国政をどうこうする人間ではないのである。つまり器と言うより、隣の色々知っているおじさんが尊敬するおじさんのレベルで、上層部の政治の戦いを勝ち抜いたゲスではないのである。
アメリカは、基本的に、それまでのアラブの春の失敗を悔いている。何故なら、ムバラク、アサド、カダフィーなどの権力を強固にしたのは、アメリカ・ソビエトの政治経済軍事顧問団が調教した「下衆な方法論」だったのである。
今回のクーデターでアメリカが「全面協力」といかないのは、オバマ大統領が「このやり方は、前のアメリカと同じである」と思っているからだろう。
今回のクーデターは、サダト暗殺以降、アメリカの優遇で肥え太って、どうしようもなくなっている協力者の「かつての人でなしとしての特権を戻せ」と言う力だろう。
実は、アラブの春は、プラハの春やリスボンの春と並ぶ訳で、そのプラハやリスボンを抑えていたのは、共産主義・ファシストなのである。となると、今、この混乱の国を混乱させているのは誰か?
アメリカです。
でも、
オバマさんは分かっていて、何とかできないか?
と思っているとも思います。
何故か?
このシナリオは共和党のシナリオだからです。
では民主党のオバマは違うか?
分かりません。
なぜ?
共和党のシナリオは、とりあえず乱れた世界の秩序を急に纏める力がある、また、その纏めの力は、アメリカに利権を与える。
だから、オバマ大統領は、好きではないが、否定も出来ない。その態度が対応として現れている。
この手の、失策は、往々にして、場当たり的ではあり、グロォバル経済の相性は良くても、将来的な政治的・民族主義的合理性とは反するからです。
元々モルシ大統領は、担がれて大統領にされた感じがあります。何故なら、モルシ大統領はムバラク下衆外道政権では、貧民の状況を調査し、手に入った物資を分配する存在でしかなかった。
つまり、君主と言えるべき存在ではなかったのである。
その証拠は、彼の表情です。ただひたすら戸惑っているのに気づきませんか?
今回のクーデターは「お金が欲しい集団」の「へへへ、お金下さい」と言う行動であり、ムバラク政権で培った下衆の連合の復活を期待した動きがある。
ただ、それが、それまでのアメリカの品国圧迫政策という、植民地であり、帝国主義的な経済とちょっとだけ違うだけの、それをやっているという姿を
オバマ大統領は「どう思っているのか?」と思う。のであります。
彼は黒人です。白人ではありません。そんな彼が、黒人や、有色人種を奴隷とすることを前提、圧政を前提とした政治を「肯定すること」が存在意義賭できるのか?と言う問題がある。
これまでの国家の反乱は、往々にして、白人が黒人の利権を取り上げると言うものだったが、今後は、どうなるのだろう?