近年ナカナカのレポートが並んでいる三井物産戦略研究所のレポートである。これを見た時に、面白いレポートではあるが、技術屋としての味が全く無い。つまり、何の消費が増えたから、とか、何の消費が減ったからと言う、数字の評価である。だが私は技術馬鹿である。だから技術の話を入れる。
例えば、シャープの没落だが、この没落も、肝心の所は分からない。この問題を分かる為にはITProの2000年代から2005年代までの記事を見るとFPGAの関連の記事が多い事が分かる。そして、これらの目標がほぼ全てデジタル家電の生産サイクルの短縮化にASIC技術が対応できなかったと言う事を示している。
だが三井物産戦略研究所のレポートには殆ど見えない。これが理系と文系の分析の違いである。実は、このレポートに無いのは、半導体がASICからCPLDの時代になっており、この柔軟性と並列計算性を共に持つ半導体が日本以下の中国や韓国のそれとは違うという事である。
このCPLDの発展は日本の頭の悪い電機業界が無視し続けた結果である。大体トランジスタ技術を見ていると1990年代にPALやGALの特集があったのだが、この頃既にアメリカではCPLDを越えたFPGAが作られていた。この頃、日本ではハイブリッドICと言うものが出来ていた。(稲盛会長に聞いて御覧、京都のどこだっけ?が作っていた)
半導体の高速化が限界を見せた1990年代半ば、その後の高速化・大容量数値処理を担ったのは、高速CPUではなく、並列を処理をするFPGAだった。その流れは、既に分かっていたのだが、まだ文科系大学出は分かっていないようだ。
1990年代はトランスピューターとDSPとFPGAが作ったようなものである。だが、それは分からない分からないと馬鹿文科系大学出が見当外れの話をしている。
今、半導体は、3D半導体の話となっている。その前にPSoCの話もある。プログラムで電子回路が構成できる。この様な技術があるのはアメリカの半導体のみで、それ以外の国ではないのである。この技術に何故日本は切り込まなかったのか?頭の悪い日本の電機業界の先見性のなさと言うより、何故、この技術を面白いと思わなかったのだろう?
私はこの馬鹿電機業界のトップの頭の中が知りたい。正直馬鹿でしょう。金が儲かるからと馬鹿が馬鹿面してその場にいたのか?馬鹿ばかしい。
その一方で、半導体の流れは分かっても良いはずである。私がこのレポートに無いもので一番思うのは、技術者として、何故これを凄いと思わなかったのか?この驚きと共に、技術を語る事がシンクタンクとはいえ無いというのが分からない。
FPGAも、その前のCPLDも立派に面白く、PSoCなども、驚きで、この技術はどうなるのか?思ったものだ。
これらレポートにはそんなもの欠片も載っていない。これがこの手の分析が屁みたいなものだと言う事である。技術を見ると、この技術は凄いと、思うものがあって、技術は厚みが重なるのだが、技術に対する感性が無いと、その意味が分からない。結局金が儲かってゲヘゲヘとなるのだ。
これらを見ても、技術に惚れ込むという事が分からない奴には何を言っても分からないと限界を思い知る。
それで投資をどうのこうのと言っても意味が無い。馬鹿は何時までたっても分からないのだから、だから今日本で癌の装薬をプロデュースしているのは医師である。馬鹿文科系大学出では100%不可能なのである。その不可能を証明したのは長崎県庁の馬鹿である。バイオラボ問題は、長崎の馬鹿は、最低の馬鹿である。と言うことである。
また文科系大学出は時代が過ぎれば過ぎるほど、わけが分からないのである。だから投資は出来ない。投資をする先がどんなものか分からないのだ。馬鹿だから。
このレポートも労作ではあるが、結局不安定な状況とほざくだけで、何ら状況が分かる結論を出していない。
私はと言うと何が重要かと言うと、最近つくづく思うのは、マイコン開発でも、OSが必要で、今アンドロイドとIOSの問題が出ている。しかしIOSもアンドロイドもWindowsのタブレットに勝てないかもしれないのは、IOSもアンドロイドも避けて通る、セキュリティーを会社自身が持つというSecurityEssens思想が無いからだ。
またLinuxが安全といわれるのは、狙うウイルスが無いのだが、このウイルスが攻撃する前にセキュリティーを完備したシステムの開発こそが重要だと思う。また、私は何時も思うのだが、今のOSは逐次型のOSである。並列型のチップには、並列型の考え方があると思う。今の逐次型のハイパースレッディングのOSはある意味のどん詰まりであろう。
Linuxなどの事を色々言うのだろうが、そうではない、新しい考え方の操作手法があるだろう。
ARMプロセッサなんぞどうでも良いと思っていたがLinuxの発達から、RASPBURRYの開発が進んで、ARMがLinuxの牙城を作っている。
だが思えばLinuxは古いOSの一つである。今から新しいOSを作って、それを安く、よく運用できれば、それはそれで良いのである。H8のHEWが高い値段で売りつけているが、思えばFPGAの普及は、XLinxのWebPackやArteraの開発環境の徹底があった。だが、その事をこのレポートでは欠片も提示していない。
総論であり、概論であり、開発をする人間、チップに興味のある人間の話は全くない。それでレポートとは、本当に、どうだ?と思ってしまう。
文句があるなら三井物産!私にレポートを書かせてみろ!お前等のレポートは腐っている!技術屋の匂いのしないレポートなんぞ糞みたいなものだ。私がレポートを書けばもっとマシなものにしてやる!
半導体も、行き詰まりを見せていると思っているようだが、まだ日本でも世界の先端を走れる技術があるのだ。それを三井物産は分かっているのだろうか?それで、このレポートは笑ってしまう。
国を愛さない馬鹿文科系「ワシだけが生き残ればええんや!」文化が、半導体でも、というかパナソニックもシャープも大阪の馬鹿文化だ。なるほど大阪こそが自分たちを一番馬鹿にしているのである。
オメデトウ、って事で、馬鹿臭い。シャープやパナソニックの損失の大きなものは、何より自分たちの失策である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます