日本が経済的に強いのだが、それは全世界でそうだとは限らない。日本で見た世界と世界で見た日本の有様は大いに異なっている。それを馬鹿は知らない。
一番驚くのは、この間のシーメンスの大きさである。
実はシーメンスというのは日本の産業と関係が全く無い訳ではない。それは富士通である。富士通とは古河とシーメンスが共同出資して作った電気関係の会社富士電機が母体の通信関係の会社である。つまり富士通と言う巨大企業は、実は孫会社なのである。
大体、皆実感は無いだろうが、この古河と言う所は、富士通のみならず、色々な会社の親会社である。日本は財閥というものが見え難くなったために、その姿が分かり難い。
このシーメンスが大きく報道されのだが、それが三菱と日立の火力発電会社設立である。火力発電所の大手としてシーメンスとGMが2強であり、圧倒的である。このGMはジャック・ウェルチの存在で有名だが、まぁ東谷さんの本を見るまでもなく、このジャック・ウェルチのマネー戦略の所為で製造部門が大分傾いた。その結果GMはシーメンスに追い抜かれたのだ。
しかしドイツの存在はEUでは強力で、圧倒的である。
日本はそうなのだが、何でも日本で作ろうという戦略がある。だが、それも複数乱立で、特に財閥が元気だった時には、財閥内で自己調達が基本だった。その傾向が三菱、東芝、日立などの何でも持っている様な所は、一応全部の製品を自分のグループ内で構成できる事を前提としていた。その結果、この国土の広く無い国の中で複数のモーターメーカーが存在する結果となり、それが各メーカーの強さを殺していると言われている。
特にモーターは特筆すべきもので、住友重機械、三菱、日立、東芝、パナソニック、サンヨー、日本電産、千代田、椿本、安川などの企業がある。その多くが大企業である。これは外国から「お前ら馬鹿か?」と言われる所以である。
自動車もトヨタ・日産・ホンダ・三菱・松田・ダイハツ・スズキ・いすゞなどがある。この数は、正直、半端ではない。
だが電機の大手としてシーメンスは相当の大きさをもってヨーロッパに覇を誇っている。大体規格とやらは(IEEE)大体名前を見るとシーメンスは名前が出ている。私は何故か?若松通商だったか?の部品でポリカーボネートのコンデンサーのメーカーとしての名前として覚えている。だが、そんなのは極僅かなものである。
また中々私も知らないのだが、ギヤーのメーカーはドイツが強かった様だ。実は日本のメーカーはドイツのメーカーを結構買収して技術を移転している。よく欧米のメーカーが買収するとアレルギーを見せるが、往々にして日本は欧米のメーカーを買収している。
フランスはと言うとファッション関連と思っているかもしれないが、これが結構色々ある。例えばネスレはフランスの大企業として勇名である。他にも機械メーカーを色々もっているのだが、ビックリしたのは板金加工機械はフランスが強いのである。この板金加工機械で、日本が強いNCのようなものがある。これがフランスでは強いのである。
その所為か?日本には油圧シリンダーや油圧源のメーカーが多い。シリンダーでは油研、堀内機械など、油圧源ではダイキン、ユキテックなどのメーカーがある。なる程、メーカーの多さは、その国の産業文化を代表しているのである。
よく日本では板金というと型メーカーが作り込んだ型をプレスで押すという機械ばかりがあるのだが、ヨーロッパでは、小型の小品目の個別製品を1個1個作る板金機械が動いている。また日本では、あまり見られないイングリッシュホイールとかの機械とかも、欧米では多い。(日本でもやっているが)
この観点で言えば、日本の家電の総崩れ状態は、この欧米との製造文化の違いを何時までも認めず他山の石としなかった馬鹿どもの所為であろう。その最たるものが薄型テレビの心臓部であるFPGAであろう。日本はDSPを作る事はやったのだが、それを内部に複数持って、回路構造をプログラムで作る事の出来るFPGAは何時までも作らなかった。今でもであるのが、日本はASICでやれば良いと嘯いて、馬鹿みたいに高額な工場を作っても、この手の技術課開発には手を全く染めていなかった。
NHKで「日本産業はどうなるか?」とのNHKスペシャルがあったようだが、見ていない。見る必要性が無い。つまりNHKの経済部の全ての雁首を並べても私一人に遠く及ばないのだ。それよりもNHKの放送エンジニアと話した方が、よっぽど電気関係の素子や、その他の性能が分かっているだろう。
また日本ではセラミックというものが、焼き物の延長線上でしか捉えられていない。だがセラミックのピエゾ素子としての機能は、ドイツに多かったりする。つまり圧電素子としての機能を使う所はほとんど無い。加速度センサーとかもキスラーとかPCBとかB&Kとかの外国製品が強いのだ。
ここでB&Kと言うメーカーだが、これはデンマークのメーカーであり音響・振動計測器メーカーでデンマーク王立研究所がある。ここの製品はパナソニックの子会社松下インターテクノ(今はどうなっているか知らないが、昔は松下貿易=松貿と言われていた)が扱っている大きな相手である。つまりパナソニックは戦わないで白旗をあげていたのである。
ここの製品はトヨタの自動車開発には不可欠で、更には松下インターテクノのセールスエンジニアのコンサルティングはトヨタでも頼りにしているぐらいだ。
この音響計測のメーカーとしては日本では理音があるのだが、その他に宮崎のアコーがあったのだが、今どうなっているのだろう?何れにしても加速度センサーも計測用マイクロホンとしても欧米の能力に遠く及ばない。何しろ、それを日本の大手音響メーカがー認めているのだ。
これらなど、私の知っている情報を一部並べただけでも、日本が手を伸ばすべき分野は山とある。だが、それを四の五の言って何もしない。他人の所為にする。この辺は実にチョングソに似ている。結局讒言を並べ足を引っ張り合うレベルの低い絶対王政の馬鹿文科系低酷が今の経団連の限界だろう。
日本の造り込みを重視した製造文化は確かに立派である。だがその一方で、フレキシブルな製造ラインがなくなっている。それは最初から選択肢の中に無い様である。この様な、会議では発言してはいけない内容は、実は日本の企業には実に多く、その結果一番の問題点や解決策が決して語られない。その結果、深刻でもない問題を深刻にしている。
まるで原発問題同様に、である。
出来ないのではない。やらないだけである。馬鹿がバカ面してやらないだけである。
良いだろうか?この程度の知識を持っている人間が、日本のマスゴミの中には、ただの一匹もいない。全員馬鹿のゲスの嘘つきのチョングソ臭いマスゴミである。
科学技術のみならず、経済問題、色々無駄な毒電波を流しているが、結局、この程度の事を知らないのに高級を貰っている。毎度私が書くのだが、連中の仕事は真実を知り伝えるのではない。騙し、歪曲し、誘導することなのである。
産業の未来を!とほざくなら、この程度が基礎情報である。だが、これを見てバカ面をしているのが、今のマスゴミの限界である。
そして経団連の限界であろう。その事を知っているのは経済産業省とJTROぐらいではないだろうか?いや商社の連中も知っているだろう。だが本社で出世とやらをしている連中はたとえ知っていようとも何も言うまい。
なるほど、凋落する訳だ。これは仕方ない状態と言うより積極的な選択であろう。
極めておろかな馬鹿の。A層のつもりのB層の。怠惰な豚の。
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