これは30年ほど前だろうか?探してもナカナカヒットしない。
NHK総合の夜8時のドラマだったと思う。
BSドキュメンタリーでは気管支だが、NHKのドラマは「骨」だった。
まぁ例の如く糞院長が、出世を狙って「骨移植」を考えた。
その骨移植も人体実験そのもので、ほぼ何も処理していない殺菌しただけの骨を入れるのである。
それも人間の骨=同種骨と他の動物の骨=異種骨と言う、無茶苦茶なことをやったのである。
これは実は難しい。まぁ糞馬鹿文化系大学出の掃き溜めNHKのクソ馬鹿は分からないだろうが、人口角膜の手術というのがあり、これが奇妙なのだが、歯を使っている。
この抜けた自分の歯を口の中に埋め込む手術を行う。
3ヶ月ほど口の中に入れた歯の表面には、口の中の細胞の膜が出来ており、これが免疫反応を起こさない。
この歯に穴を開け、レンズを入れるのである。
これは角膜が無いために視力を失った人の視力回復として画期的であるが、凄く、見てくれは怖い。
自分の歯であっても拒否反応をするのである。それほど免疫は怖い。
所が、このカリスマ医師パオロ・マッキャリーニは動物実験で呼吸する筋肉の移植を鼠レベルで成功し、ある程度の名声を博したが、その突出した功績に押し出され、新しい発見を追い求めた末、人体実験に近い事をやっているのである。
ドラマの方は、自然にしても直るけど、時間がかかる症例に関して、被験者を求めた。
異種骨には中年のおっさんと若い女の子が被験者だ。
拒絶反応は双方に出ており、特におっさんはひどかった。
おっさんは自殺するのだが、女の子は元気に退院したのである。
その後糞医院長は、別の奴を医院長にして、実験担当の医師には「よくやった」で終わらせようとした。
彼は「異種骨」の研究を続けると言い、出て行く元糞医院長を驚かせて終わる。
細部は違うが構造は似ている。
名声と結果と成功と失敗。
パオロマッキャリーニ医師は、とにかく成功すれば、と幾つもの症例に人口気管支を移植しているのだが、実は、動物実験レベルから数年で適用するという無理があった。
イタリアやロシアでは、そうでもないかも知れないが、この手の拒絶反応問題は慎重に対処するのが通例である。
例えば人工心臓で言うジャービック型装置では、最初の被験者は悲惨な死を3ヶ月の拒絶反応の中で迎えた。
だが、今は携帯用の補助人工心臓で命を保っている人も居るぐらいだ。
まぁNHKもこの番組が再放送なのだが、昔のドラマを引き出せば、その相似点に驚愕するだろう。
それがわからない点が「糞馬鹿文化系大学出の掃き溜め」と私が強く指摘する点である。
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