これは前回書いたEUの景気問題で東洋経済の楽観論に対して、ニッセイ基礎研究所の要注意という考えを述べた。
その中間というか、情報が多く出ている点で、政府の「今週の指標」は「文字ばかりの御説明」の東洋経済とは違い、
立派な説明に見えた。
だが論理がドイツの消費が堅実であると言う視点が強調されている。私としては、ニッセイ基礎研究所同様、GDPの成長率の
低迷(図1、情報はニッセイ基礎研究所と同じ)が気になる。また失業率のデータが図2に掲示されている。
例の如く簡便性を強調する建前もあり、グラフのデータはEU全体とまでは行かない。しかしイタリア・スペインの失業率は
高いままの様子が残っている。
よくグローバル経済の話をする時に、景気の良い国が弱っている国を引き上げると言うが、今の世界では、その論理が慶応の支持する
一番の嘘であると分かっている。
また図3の実質賃金や消費者マインドなどもドイツのデータである。しかし、そんな国が経済を引っ張るといっても、不良債権の支援をするか
さもなくば高級品や嗜好品を買うのが関の山である。つまり、ドイツの消費が他国の消費を刺激するとは竹中平蔵が一番突っ込まれる
騙るに堕ちる点である。
さて、ここで気になるのは先年先々年の財政予算で「悲惨」な状態だったイギリスの失業率が下がっている点である。
BBCのコメディー番組でイギリスにはEVを作る会社1社しかないと言うネタで笑わせていたが、それが続々と車の生産現場が
戻ってきているという。また今年マーガレットサッチャーのドキュメンタリーなどが続々と出ているが、この車の生産設備がイギリスから
無くなった大きな原因は「ものづくりは効率的ではないから濡れ手に粟の金融王国になる」と言う「痴れ者のの寝言」であった。
それが今フィアットのアメリカへの本社移転などの「金の都合ばかりを優先する社会」を作り上げたのである。
それが今になって、どの面を下げて「ものづくり王国ネオ・イギリス」などと、どこぞの馬鹿準教授の吹聴だろうか?
またドイツに関しても、思った程技術の進歩を考えていない事が見えている。意外だったのは刃物の鍛造を最早ドイツの
ゾーリンゲンでは出来ないのだという。日本が消極的に最高の技量を持っているとのことなのだ。
チョングソや虫獄の聞くに堪えない吹聴の一方で、日本は気が付くとNo.1になっているのである。
しかし、日本の役に立たないというより害にしかならない馬鹿文科系大学出の島耕作みたいなウジムシは、この国をわるくする
ことはあっても、決して良くはしないだろう。
毎度頭の悪い馬鹿文科系大学出の馬鹿さ加減は、世界一である。この馬鹿が、今後何をすれば良いのか分かっていない。
今の日本は技術の中核が恐ろしく薄くなっている。また、その薄さは、大企業の中でも中小企業の中でも進んでいる。
凄い上層の技術ばかりを持て囃すが、実の所、技術の陳腐化はドンドン進行している。そして、次の技術の爆発を待つだろう。
それは馬鹿文科系大学出が矛盾を積み上げて作るもの。戦争である。或いは第一次世界大戦を終わらせたインフルエンザなどの
疫病の蔓延だろう。いとも気安く、いともお安く、オーラの黄色い髪の毛下衆ホモと同じ論理「金のためだけの方法論」がそれを呼ぶ。