館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

私に人生と言えるものがあるなら。(一応今月のお勧めCD・その1)

2006-02-09 07:24:57 | お勧めCD/LPなど


「フィールドフォーク・フロム中津川VOL2」と言うLPがある。世に出てから30年余りが過ぎる。ナターシャセブン(思い出すと悲しい)と笠木透と我夢土下座のコラボLPである。
この内の1曲・「私に人生と言えるものがあるなら」は以降僕らの愛唱歌となって、今も時々歌っている。元歌はクラレンス・トム・アシュレイの「Faded Roses」である。
僕らは可能な限り「日本語」でフォークを歌っている。しかし、訳されたものも、原曲を聴く様にしている。惚れると他のミュージシャンのテイクも手に入れて聴いている。(これがアレンジの助けになったりする)
暫らく前からこの「Faded Roses」が気になっていた。この手の音楽を扱っているお店に行くと必ず探したが、無い。無いと分かるとなおさら欲しくなるのが人間のサガである。
この悲しいサガでLPやCDに埋もれる事になる。「また買ったの?」などと冷たい視線で妻が言い捨てたかどうか?

多分3年ほど経つ。お馴染「ディスクユニオン」の5階で若い店員のW氏にこのクラレンス情報を聞いた。
彼はすぐパソコンを駆使して検索を開始。
W・「今のところCDになってないですね」
O・「じゃ、LPをこまめに漁らなければならないかあ?」
O・「しかし、このてのブツは難しいね」
W・「いま、Folkwaysはスミソニアンが版権もっているので、そちらにアクセスすればそれをCDーRにして送ってもらえると思います」
O・「そうなの!ありがとう」
と言うわけで、ご覧のCD-Rが我が家に届いた。(スミソニアンとのやり取りはその当時はパソコンの出来ない僕に変わって、ソリュージョンのIと誉れ高いI氏が遣ってくれた)ーーーこれがCD紹介の前振りである、相変わらず長いーーー



このCDすべての曲がいいのですよ。
ハウスカーペンター・ワイルド ビルジョーンズ・プリズナーズソング
等アシュレイさんの持ち歌も並んで、ガンガン(ほんとです・音にするとガンガンやってます)歌いまくっているのだ。
共演のラリー’Tex’イスレイもリードGそしてオートハープで巧みである。このオートハープがアルバム全体の色を決めています。

さて「Faded・・・」これまた白眉である。笠木・・・は訳ではない。メロを借りて別の詞を付けた物である。原曲は美人だった為に結婚した現在の悪妻に対し、昔別れた、美人ではなかったけど「優しかった」あのこに思いを馳せる歌である。
生まれつき美人・まあそんなに努力しないでも、ちやほやされて育つ。
生まれつき美人で無い貴方・自分を認めて(見止めて)もらうために努力をする。それで人間が鍛えられ「いい女」になるんですな。性格なんか極上になってね。
ちやほやされた貴方、気を付けなさい!確かに性格がなあ・・・です。
うちのグループの4人のボーカル達ですかあ?
「いい女」ですよ、はい!

入手はかなりの困難を極める。時々お店でめぐり合うってもんじゃない。そこで、「一応・・・」の情けない表現となった。ご希望があれば、怪しく、なんとかします。

*あらためてWAKABA氏に感謝である。ありがとう。
コメント (8)
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