ジューン・カーター・キャッシュは2003年5月に逝去。後を追うように、この映画の主人公「ジョニー キャッシュ」も4ヵ月後に亡くなった。
ジューンは僕らのグループの最大のアイドル「オリジナル カーターファミリー」のマザー・メイベル カーターの子供である。
音楽監督にT・B バーネットが配されている(あの「オーブラザー」「コールドマウンテン」も手がけた、売れっ子である)
キャッシュとジューンが結ばれるまでの日常と、物語が、「二人の音楽」を使いながら、展開するが、どうも、音楽にばかり「自分が」入ってしまい、「映画評」は書けないと思った。観るに値します。機会のある方はぜひどうぞ。
この映画の音楽のリアリティーには感嘆した。
主演のホアキン フェニックス 助演のリーズ ウイザースプーンは3ヶ月、TBバーネットの元に通い、歌を習ったらしい。で、映画では実際歌っているのである。お二人、当人の雰囲気はバッチリ出している。特にリーズはジューンと見まがう出来です。
使われる楽器も「当時の物」を探し、使用したらしい。ホアキンのD-28、リーズのオスカーシミットのオートハープとリアリティー満点です。
純粋に「音楽を楽しむ」でも、鑑賞の価値ありです。
これ、でも、「ジョニーキャッシュ物語」ではなく「ジューンカーター物語」でしたね。晩年の2人、音楽(CD)では大活躍でした。最後までいい音楽をありがとうございました。
PS-1
すぐに「サントラ」を購入したが、映画の臨場感と印象が強く、CDは「こんなんだったっけ?」とちょっと、残念な仕上がり。
PS-2
パンフの「プロダクションノート」で「自動ハープ?」なる訳がある。
「オートハープ」でしょう?まあ、この辺の音楽は知らない方の「訳」なんでしょうな。
(オ サム)