

多分今後、この話題は、クローズアップされてくるだろう。
何故なら、この、荒唐無稽とも思える「親の要求」は収まらず、エスカレートすると、思うからだ。
かなり前から、こんな親のクレームが現場では繰り返され、その「対応に」現場の教師達は「多くの時間を」割かざるをえなくなっているのだ。
卒業アルバムの写真の枚数。作品などの選定。文集などの子供の記録類。
これらに、「うちの子が少ない」とくる。
こんなことを、毎年繰り返すから、「間違った民主主義」が導入されて(或る意味無意識に)「質の高さ」とは無縁なものさえ、出来上がったりする。
「部活で汚れたユニホームは学校が洗濯すべきだ」ってのが、ニュースで話題になったことがある。
僕の知っているものでは、これを上回るすごいのがある。
「今度の担任は、ぶさいくなので、変えてくれ」だ。
ネットワークが存在して「給食費」を払える経済的状況があっても、払わない親は、また、増えている。
これに、粘り強く「電話」や「訪問」の催促などで、現場は時間を割かれる。
子供に食べさせないわけにはいかないので、「自腹」を切る教師もいる。
本来の仕事からかけ離れた「仕事」で、教師は疲弊する。
或る意味、中身を同じくして「朝飯」を食べさせない親、は、これまた多い。
民間の労働者の賃金が抑えられ・規制緩和で「非正規雇用」が増えて、もうかれこれ一昔になるが、その辺りから「民間と公務員の賃金格差」が盛んに叫ばれ、「教育公務員」などが「先生はいいわよね~リストラは無いし、お給料はいいし、休みも多いんでしょ?」などと、面と向かって父兄に言われ始めた。
向けるべき矛の先は、そのシステムを巧妙に作った「財界」や「御用組合」そして、自民や公明デハナイのか?
弱いものが、さらに「弱いもの」をいじめる構造に似て、「ひがみ・ねたみ」を隣人に向ける構造だ。
「公務員が高い」のでは無く。相対的に高いなら「公務員並み」にしろ!
と、団結すべきだろう?
その辺から、ますます、荒唐無稽のクレームが、始まったようである。
さて、日本はね、この大人(僕も反省しますよ~)で、大丈夫か?
もちろん、とんでもない、資格を疑うような、教員もいる。
が、しかし、がんばれ、教師!「理想を失わず」がんばれ!
と、僕は、エールを送る。
そういえば、「金八」が始まっている。どろどろしたテーマに、真剣な「教育の理想」が掲げられて、良い番組だ。
現実は、もっと「どろどろ」だから、怖いね。
多くの教師はご帰還が、8時ころである。部活動では、土日も無い。
もち、残業などの制度は無いのだ(民間はあるぞ)。
教師の夫や妻には、ならないほうが、いいかもよ?