土曜は音楽だ・・・。
田中正造のすべてが詰まったような遊水地・・・・・渡良瀬遊水地。今も広大な湿地・ヨシの野原が広がり、ハート形の大きな池が水をたたえている。
今年は正造さん没後110年だ。
渡良瀬川に思川と巴波川の2つの川が合流する地点である渡良瀬川下流部一帯にはかつて、赤麻沼・石川沼・赤渋沼・前原沼、さらに板倉沼などがあった。そのような、地形的には周辺より一段と低く洪水が自然に遊水する大湿地帯が堤防によって囲われ、遊水池となっている。足尾鉱毒事件の発生当時は、鉱毒対策が目的で設けられたのではなく、洪水防止が目的とされたが、1903年の大日本帝国政府の第二次鉱毒調査委員会が、足尾銅山の渡良瀬川下流部に遊水池を設置する案を提示したことを受けて造成されており、鉱毒対策目的であることは明白であった。
法令上は、国土交通省が管轄する河川の内部になっている。足尾鉱毒事件から100年以上経って鉱毒は減少し、主に治水と利水のための地域になっている。ただし、減少したのは上流から新たに流れてくる鉱毒の量であって、遊水地の土壌には2023年現在も銅などの重金属が多く含まれている。
良質なヨシが取れ、そのヨシの加工や販売が盛んだったが、ヨシズも中国産に押され、ヨシを加工や販売する農家は、もう数軒しかないようだ。
その良質な遊水地のヨシが、楽器として生き返る・・・いい話じゃないの!
どんな音がするのだろうと、思いを馳せながら、100年以上も経つ鉱毒が、今も重金属を含む土壌に思いが至るとき、薄めても汚染物質が減るわけではない、F1の汚染水の海への放出を憤る。
薄めようが、どうしようが、汚染物質は地球から出てゆくわけではない。
環境省によれば「ALPS等による浄化処理後の「ALPS処理水」では、希釈前の段階で、トリチウム以外の核種の多くは、検出限界値未満となります。セシウム134/137、コバルト60、ルテニウム106、アンチモン125、ストロンチウム90、ヨウ素129、テクネチウム99、炭素14などが検出される可能性はありますが、いずれも規制基準値未満です。」だそうだ・・・
しかし、半減期長い核種は海にたまり続ける。たまり続けたら、基準値はやがて超えないのか?
海水はやがて湿った空気を集め「雨」となって降り注ぐ。黒い雨だ・・・
「生物濃縮」・・・・ある物質が生物の体内に取り込まれたのちに排出されずに蓄積され、食物連鎖によってさらに上位の生物に取り込まれ、これを繰り返すことで、どんどん濃縮されていくという現象だが・・環境省は今のところ「トリチウム」の生物濃縮は無いと言うが・・・上手に他の核種については語らない・・・
正造さんなら、何というだろう?「真の文明は山を荒さず、海を荒さず、村を破らず、人を殺さざるべし」であろうか?
いかんいかん・・・美しい音色のヨシの話が、ブラックな話になっちまったぜ。
田中正造のすべてが詰まったような遊水地・・・・・渡良瀬遊水地。今も広大な湿地・ヨシの野原が広がり、ハート形の大きな池が水をたたえている。
今年は正造さん没後110年だ。
渡良瀬川に思川と巴波川の2つの川が合流する地点である渡良瀬川下流部一帯にはかつて、赤麻沼・石川沼・赤渋沼・前原沼、さらに板倉沼などがあった。そのような、地形的には周辺より一段と低く洪水が自然に遊水する大湿地帯が堤防によって囲われ、遊水池となっている。足尾鉱毒事件の発生当時は、鉱毒対策が目的で設けられたのではなく、洪水防止が目的とされたが、1903年の大日本帝国政府の第二次鉱毒調査委員会が、足尾銅山の渡良瀬川下流部に遊水池を設置する案を提示したことを受けて造成されており、鉱毒対策目的であることは明白であった。
法令上は、国土交通省が管轄する河川の内部になっている。足尾鉱毒事件から100年以上経って鉱毒は減少し、主に治水と利水のための地域になっている。ただし、減少したのは上流から新たに流れてくる鉱毒の量であって、遊水地の土壌には2023年現在も銅などの重金属が多く含まれている。
良質なヨシが取れ、そのヨシの加工や販売が盛んだったが、ヨシズも中国産に押され、ヨシを加工や販売する農家は、もう数軒しかないようだ。
その良質な遊水地のヨシが、楽器として生き返る・・・いい話じゃないの!
どんな音がするのだろうと、思いを馳せながら、100年以上も経つ鉱毒が、今も重金属を含む土壌に思いが至るとき、薄めても汚染物質が減るわけではない、F1の汚染水の海への放出を憤る。
薄めようが、どうしようが、汚染物質は地球から出てゆくわけではない。
環境省によれば「ALPS等による浄化処理後の「ALPS処理水」では、希釈前の段階で、トリチウム以外の核種の多くは、検出限界値未満となります。セシウム134/137、コバルト60、ルテニウム106、アンチモン125、ストロンチウム90、ヨウ素129、テクネチウム99、炭素14などが検出される可能性はありますが、いずれも規制基準値未満です。」だそうだ・・・
しかし、半減期長い核種は海にたまり続ける。たまり続けたら、基準値はやがて超えないのか?
海水はやがて湿った空気を集め「雨」となって降り注ぐ。黒い雨だ・・・
「生物濃縮」・・・・ある物質が生物の体内に取り込まれたのちに排出されずに蓄積され、食物連鎖によってさらに上位の生物に取り込まれ、これを繰り返すことで、どんどん濃縮されていくという現象だが・・環境省は今のところ「トリチウム」の生物濃縮は無いと言うが・・・上手に他の核種については語らない・・・
正造さんなら、何というだろう?「真の文明は山を荒さず、海を荒さず、村を破らず、人を殺さざるべし」であろうか?
いかんいかん・・・美しい音色のヨシの話が、ブラックな話になっちまったぜ。