ラグビーワールドカップが盛り上がっています。
サッカーのワールドカップでも盛り上がりましたが、今年のラグビーは、自国開催もあってか、盛り上げ方が上手な気がします。
そして、その実力差が大きかった「第1グループ」と「第2グループ」の差が、縮んできたことも、その原因の一つだと思います。
一番の功労者は4年前と今回の「ジャパン」でしょうか。
WR(ワールドラグビー)は第2グループの10カ国に対し、2012-15年の4年間に3400万ポンド(約63億円)前後の直接支援を行ったことを明らかにしました。(現在8位の日本も、この頃は第2グループでした)
WRもラグビーを、よりインターナショナルなスポーツにしたかったのだと思います。
ジジイはなぜか、ラグビーを見ていると「涙腺」が緩んでしまう。
サッカーでも感動するのですが、涙が出るのはやはりラグビーかな。
なぜだろう・・・?
基本ボールを自分の手で運ぶからだろうか。
守備も攻撃も、全員が身体を張って行うことが、
観客にも伝わりやすいからだろうか。
スクラムやラック、モールといった、
「耐える」ところから展開されるからだろうか。
タックルに見るものを感動させる
「自己犠牲の精神」
が垣間見られるからだろうか。
(私は忠臣蔵を見ているような気がします)
「ノーサイドの精神」だろうか。
ヒートアップしてもおかしくない、接触プレーの連続にもかかわらず、見る側が安心していられるのも魅力です。
それは、主審の方の語りかけや、オフサイドというルールがクールなプレーに繋がっているのかも知れません。
もしかしたら、このスポーツは、その発祥に秘密があるのかとも思いましたが、ラグビーの源流である「原始フットボール」は、祝祭でもあったと聞きます。
そんな死者も出すような激しい祭事が、今日のようになったのは「紳士のスポーツ」というプライドなのでしょうか?
そういえば、2002年は「フーリガン」について心配しましたが、今回はそんな話も耳にしません。「応援団も紳士」なのですね。
何はともあれ、昨日も「ウェールズvs.オーストラリア」を見て、涙が止まらない私でした。
<追記>世界ランキングとは別に、ラグビーにおいては「ティア(tier)」と呼ばれる「階級」が存在します。
これは、古き遺産を感じさせる部分もあるようです。