退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

学校運動部活動について

2022年05月17日 05時12分27秒 | 雑誌を読みました


日本スポーツ協会発行の『Sport japan』に今話題になっている「学校休日部活動の段階的地域移行」についての記載がありました。


学校休日部活動の段階的地域移行」はスポーツ庁が2022年4月26日に出した提言で、学校運動部活動を2025年度末を目処に休日の活動から段階的に地域移行させるというものです。


現在の学校部活動には様々な課題があります。大まかに挙げてみると、
①生徒数の減少
②需要の多様化
③教員の負担増
などです。

『Sport japan』によると、
①1986年時の中学生が590万人に対し、現在は295万人(50%)。このことにより、特に集団競技でのメンバー確保が難しくなっている。
②先のオリンピックにの影響もあってか、ボードやボルダリング、ダンスなど従来学校部活動にない種目の人気が高まっている。
③運動部顧問(教員)の超過勤務時間は月平均110時間に達している(過労死のラインは単月100時間超、複数月80時間超)。かつ、運動部顧問のうち指導競技の未経験者は3割に及ぶ。

また、顧問の高齢化も無視できない問題といえそうです。


同誌には、部活動地域移行の解決策の一例として、香川県高松市の「カマタマーレスポーツクラブ」が紹介されています。
  

生徒達の多様なニーズに応えることを考えると、一つのスポーツクラブではほぼ不可能であり、地域に複数のスポーツクラブの存在が必要となりそうです。


現実問題、部活動そのものも生徒の希望に答え切れていないのですが、たとえ週に数日といえども地域スポーツクラブでカバーするのは難しく、それができるのは大都市圏に限られるのではないでしょうか。

 

また、顧問の先生方に話を聴いても、「今後は生活にゆとりのある家庭しかスポーツができないのでは」と危惧されている方が多いようです。


実際前述のスポーツクラブでも、週1回の活動で3ヶ月1万円程かかるようです。(傷害保険は含まれてません。別に部活動でも必要な用具、ウェアなどが掛かりそうです。)


先生方のボランティアに依存していた部活動(子どもの経験の場)は大きな壁に対峙しています。

指導者と指導空間の確保は喫緊の課題です。

多様化する生徒達の求めにもどう答えていくのか。

問題は山のようにありますが、このままではいけないことも事実です。

これからも考え続けて書いていきたいと思います。

 

 


文春砲炸裂

2022年02月14日 13時46分13秒 | 雑誌を読みました


文春砲炸裂

 

自民党京都府連「選挙買収」疑惑 新たな内部文書と証言「選挙活動を頑張ってもらうため」  
 2/11(金) 15:12配信   文春オンライン


これは何も京都に限ったことではないようだ。
2019年 河井克行案里夫妻(広島選挙区)
2021年 星野伊佐夫より泉田裕彦現金要求(新潟)

同じ党の県(市)議会議員が国政選挙で同党立候補者を応援するのは当然のことだが、立候補にあたり数千万の金銭を要求され、党府(県)連を介して地方議員に配布されるシステム。
現金で動く議員がいると共に、その議員の下に現金で動く有権者がいることが腹立たしい。

先の衆議院選で立憲民主党敗北の原因を共産党との距離感と共に、「地方組織(議員)の弱さ」をあげる評論家がいました。

地方での強さは現金配布のシステムができているかどうかにかかっていたとはお笑いです。

 

京都でこのシステムを構築した元税理士の議員は、府連会長なのだそうだ。

政策よりも現金の転がし方が上手なことが幅をきかせる世界なのですね。


「党勢拡大の為の現金」といって憚らないようだが、公選法を無視してでも議席を得ることが「党勢拡大」ということか。

京都府連が介することで『マネーロンダリングする』などと、内部文書で引き継いでいるとは、開いた口がふさがらない。

日本の政治が良くならないわけだ。


158頁から167頁までのたった10頁の記事でしたが、1100円出して買って後悔はしませんでした。