『尾木ママ流「叱らない♡」子育て』を読みました。
以前(2/6)に触れた『ほめると子どもはダメになる』という本では、
「基本的な子どもの躾を学校や社会に任せっぱなし」の保護者が多いことに対して、親子関係に関する欧米文化との差(父性社会・母性社会)から検証していました。
つまり、父親の存在が薄くなった昨今、「褒めるだけの子育て」は危険であると・・・。
そこで、対極にあると予想される「尾木ママ流・・・」を読んでみました。
これも現場経験者ならではの提言だなと感じました。
(失礼ですが)簡単にいうと、
躾の名の下にガミガミ言うだけではなく、まず子どもの話を聞け・子どもに寄り添え・・・と。
両方の言い分で「対立」はごく僅かです(捉えようによっては大きい要素ですが)。
両方の本を読んで、大切なのは「塩梅」かなと感じました。
子どもは日々刻々変化しています。
アンテナを広げ、タイムリーで適切なアドバイスや見守りが大切なんだと改めて確認できました。
引退した後ではありますが、少し自分の引き出しに自信が持てた2冊でした。
『戦後政治を終わらせる』を読みました。
これは、私が戦後政治に興味を持つきっかけとなった「永続敗戦論」の内容を更に深めたものです。
「戦後レジュームからの脱却」とか「五五年体制」「新自由主義」など、よく聞くワードについて少し理解が深まりました。
特定の著者に偏るの如何かと思いましたが、・・・「面白かった」です。
ズブシロの私が、どこまで内容を理解しているか定かではありませんが、もう少しこの分野の本を読み、現政権を理解したいと思います。