退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

インディアン法

2022年07月31日 07時33分26秒 | ニュースより

考えさせられるニュースがありました。

 

遺体は“1000人以上” 暴行、レイプ…先住民の子どもを大規模虐待~カナダ寄宿学校の闇~
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae9209a0d919f825867e761fb1b309cc24f5fd00?page=1

 

カナダにしろドイツにしろ自国の闇歴史に対して立ち向かおうとしている気がします。

それでは日本は・・・?
               
自虐史観』は90年代後半にある歴史教科書の内容に対し使われた言葉です。

「満州事変(1931年)から敗戦(1945年)に至る15年の戦争が、日本主導の対外戦争であり、アジアや世界の国々に対して悪いことをした、だから贖罪しなければならない、という面だけを一律に教えた、かの戦争のとらえ方のことを指す」として批判され、そのことにより一部日本が国(軍部)として行ってきたことに正対せず、評価を怠ってきたのではないかと感じます。

以前示した『真実は人の数だけある』という観点から見て、この歴史の検証を自虐史観と揶揄することにより、日本に対した主にアジア諸外国の真実に目を向けることを意図的に避けていったのではないだろうか。
少なくても我が国唯一地上戦が展開された沖縄では、このような真実(評価)があって然るべきとは考えられないだろうか。

      
インディアン法の元で行われた蛮行に対し、「心から深くお詫びします」「取り返しのつかない過ちだった」「キリスト教徒による悪行について、謙虚に許しを請う」と言った第266代ローマ教皇フランシスコの謝罪に対し「意味がない。決して許せない」寄宿学校の元生徒バド・ホワイトアイさん、ダイアン・ヒルさんは言っています。

しかし、許してもらえなくても事実に向き合うことが大切なのでしょう。


謝罪した教皇フランシスコはキリスト教徒達のバッシングに遭うのでしょうか。

日本で総理大臣が謝罪をしたら、右翼団体や宗教団体はどのように反応するのでしょうか?


過去は塗り替えることはできません。
失った命を取り戻すこともできません。


己の真実(価値観)に囚われ、他者の真実に思いを馳せることができないことが、進歩を妨げている気がします。

事実に向き合うことが「日本国民としての誇りを失わせる」とは、余りにも日本国民を馬鹿にしているのではないでしょうか。


本当の意味で「日本国民を信じていない」のは、都合の悪いことに蓋をしようとしている一部政治家とその取り巻き達ではないのか。

 

教皇フランシスコは今のキリスト教徒を「信じている」のだと思うのです。

 


第7波襲来

2022年07月30日 09時57分06秒 | ニュースより


内閣官房のHPを見ると、第7波に対する感染対策が挙げられていました。

感染拡大防止に向けた取組
 https://corona.go.jp/emergency/

感染防止対策で挙げられているのは、
①三密回避
②マスク着用
(屋内外にかかわらず会話時に距離がとれない場合と高齢者との接触時。会話がない場合は不必要)
(乳幼児の着用は注意が必要)
③不織布マスクを使用

 

これだけですか・・・?


そんなのすでにやってます。

 


具体的な対応についての記述は
1. ワクチン接種の更なる促進
高齢者等の4回目接種について、高齢者施設等における接種を促進。自治体や関係団体に対する依頼により着実な接種の実施を目指すなど、対象者にできる限り早く接種いただけるよう取組を推進。
3回目接種については、特に20代・30代の接種を促進するとともに、接種率が低い地域に対して個別に接種促進を図る。
2. メリハリのある感染対策
世代ごとに効果の見込まれる対策を重点的に講じる。
<高齢者>
① 高齢者施設等の従事者への頻回検査の実施
② 高齢者施設等の利用者への節目での検査の推奨
③ 高齢者と接する者の事前検査の推奨
④ ワクチン4回目接種の促進
⑤ 高齢者施設等における医療支援の更なる強化
<子ども>
① 地域の実情に応じて、クラスターが発生している場合には、保育所・幼稚園等の教職員・保育士への頻回検査の実施
② 自治体や学校等の判断で、健康観察を徹底し、何らかの症状がある者等には検査を行い、部活動の大会や修学旅行などへの参加を可能としながら、集団感染を防止
<若者等>
① 大人数での会食や高齢者と接する場合の事前検査をさらに推奨
② 有症状者が医療機関の受診前に抗原定性検査キット等で自ら検査する体制を整備
③ ワクチン3回目接種の促進
<効果的な換気の徹底>
エアコン使用により換気が不十分になる夏場において、効果的な換気方法を周知・推奨
3. 保健医療提供体制の確保
更なる感染拡大に備え、都道府県等に対し、整備してきた体制の点検・強化を要請。(① 感染拡大が生じても迅速・スムーズに検査でき安心して自宅療養できる体制の強化、② 病床の更なる確保等、③ 高齢者施設等における集中的実施計画に基づく検査等、④ 高齢者施設等における医療支援の更なる強化


今、発熱外来が混雑して、なかなか診察してもらえません。そのために、東京都では医療機関での受診に代わり、『自主検査で陽性が判明した人が、みずからウェブサイトで申請する』のだそうです。
しかし検査キットが極端に不足しているし、解熱鎮痛剤「カロナール」も不足していて代替薬を検討するのだとか。

 

第1波(2020年4月11日ピーク)の頃なら兎も角、もう2年以上も経って「検査キット不足」や「保健所や医療機関の繁忙」はなぜなのでしょう。
国は三密回避などの対策(お願い?)に終始するのみで、ハードやシステムの構築は進んでいるのでしょうか?
税金をばらまくだけでは『対策』とは云えないでしょう。


私はこの7月に国民健康保険料を40万円ほど納めました。

それで、診察すら受けさせてもらえない状況だとすれば、詐欺に遭ったような感じです。

 

8月6日に4回目のワクチン接種を行います。

家の中で行動自粛できる退職オヤジより、経済を廻さなくてはいけない立場の人たちを優先して打ってほしいと思ったりします。

 


レガシー

2022年07月23日 04時42分59秒 | テレビを見ました


『レガシー(遺産)』には、正も負もある。


首都圏情報ネタドリ!「検証 東京五輪“レガシー”」というNHKの番組がとても興味深かった。

 

半径10㎞以内のコンパクト五輪を売りに、招致を勝ち取った東京都でしたが、負のレガシーに直面しているようです。


東京五輪・パラ 経費は、総額『2兆3,700億円』余りに膨らみました。
(当初は7,300億円のコンパクト五輪と詠っていました)

 

今回新設された7つの新規恒久施設と収支の見通しを挙げていました。

国立競技場 整備費1670億円 年間収支23.7億円赤字         
東京アクアティックスセンター(※)
                整備費567億円  年間収支  6.4億円赤字
海の森水上競技場 整備費303億円  年間収支 1.6億円赤字         
有明アリーナ 整備費370億円  年間収支 3.6億円黒字
カヌー・スラロームセンター(※)
                整備費78億円  年間収支 1.9億円赤字
大井ホッケー競技場                                                     
                整備費48億円  年間収支 0.9億円赤字
夢の島公園アーチェリー場
                整備費9億円  年間収支 0.1億円赤字         
  (※:まだオープンに至っていない)

スポーツをしない人の税金も使われているのに・・・。
国の赤字額は約8736億円です。東京都は・・・約1兆4977億円の赤字

驚いたのは、海の森水上競技場を38㎞(車で約1時間)しか離れていない戸田漕艇場(前々回東京五輪会場)を使わずに新設したことです。
やはり10㎞以内のコンパクト五輪がネックになっていたのでしょう。
しかし、マラソンを北海道で行ったことを考えれば、おかしな話しです。

 

また、「後利用のできない施設は仮設」の筈だったのですが、五輪招致を最優先に考えると、常設施設のほうがIOC委員の受けが良いとの判断があったようです。


番組では、責任は誰にあるのかの問いに、IOCコーツ副会長は、
『 新たな施設を作りレガシーを望んだのは組織委員会と東京都である 』と言っていました。

施設の後利用の責任は東京都にあるのでしょうか?


行政やそこから委託された民間事業者が努力を繰り返しながら頭を悩ましているようです。

そこには「政治家」の姿はない。

勿論、「8月の東京は快適な気候である」とか「福島第一原発の汚染水問題に懸念が出ていることについて、状況はコントロールされており東京に決してダメージは与えない」とか言った元総理もいません。


オリンピック招致 東京の勝因は「安倍首相のスピーチ」「無難な選択」海外報道

https://www.huffingtonpost.jp/2013/09/07/tokyo-win_n_3887974.html?utm_hp_ref=japan

 


安倍元首相の評価は気が向けば行うと以前書きましたが、奇しくも一つの負の評価が現れてしまいました。

 


番組では「箱物を遺すところがレガシーではなく社会に活かすことがレガシーになる」とまとめていました。

 

私たちは、現在や未来のことには興味がありますが、通り過ぎるとすぐ忘れてしまいます。


今回のNHKの検証番組は、今後のマスコミが果たすべき役割の方向性を示してくれたのではないかと感じています。

 


国葬

2022年07月18日 05時17分47秒 | ニュースより


ニュースが目にとまりました。


安倍元総理「国葬」へ 岸田総理が明言…戦後は吉田元総理以来 55年ぶり“2人目”に
https://news.yahoo.co.jp/articles/36ecf833c2b531d4fa46e128f2c9b08cffca083a

 


私は、安倍元首相の国葬には反対です。

これは、不幸にして凶弾に倒れた故人を悼む気持ちとは次元の違う部分で感じるものです。

 

岸田総理は「国葬儀を執り行うことで、安倍元総理を追悼するとともに、我が国は暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜く決意を示します」と述べました。


今回のテロは、イデオロギーなどは関係なく、個人的逆恨みの延長戦にあったもののようです。

だとすれば、岸田総理の「民主主義を断固として守り抜く決意を示す・・・」ことは、一般論としては正しいと思いますが、そのことと今回の安倍氏が凶弾に倒れた事件とを結びつけて内外に発信することとは直接結びつかないし、違和感があります。

つまり、年間一日1件程度の割合で起こる殺人事件の延長線上にあるものだからです。

(2018年のデータでは、殺人による死亡者は334人もいます。刑法上の殺人罪は相手を殺す意図が前提にあり、明白な殺意なく、結果的に人を死に至らしめた場合は殺人には含まれていません。)

 

さて国葬ですが、現在は戦前よりあった国葬法が廃止されているので、明確な基準は無いようです。

国葬に対して「国民葬」という言葉もあるようですが、これは全額国費で行う国葬に対し、一部国費を充てるのが国民葬と云うことのようです。国費を使うことから、ほぼ同じと考えて良いのかも知れません。

 

国葬に多少疑問を感じます。それは、国家が『故人を悼め』と云っている気がするからです。


というのも、5年前(平成29年)に告示された『新学習指導要領』(学習指導要領は、文部科学省が告示する初等教育および中等教育における教育課程の基準です)では、道徳が教科として扱われ、以下のように示されたからです。

中学校学習指導要領 第3章 特別の教科 道徳 第2 内容  C 主として集団や社会との関わりに関すること [我が国の伝統と文化の尊重,国を愛する態度]
優れた伝統の継承と新しい文化の創造に貢献するとともに,日本人としての自覚をもって国を愛し,国家及び社会の形成者として,その発展に努めること。
 ㊟  愛し・・・は「郷土」にも記されています。
    父母,祖父母や隣人(教師・学校の人々)には「敬愛」のことばを充てています。


故人が純粋に持つ「郷土や肉親への思い」や「人の死を悲しむ心」に土足で入り込まれている気がしてしまうのです。

この文言があるがために、セレモニーで素直になれない自分が見えてしまう。


これらのことから、国葬は政府が示している『国民はこうあるべきだ!』という考えの延長線上にあるように見えてしまうのです。

 

へそ曲がりの私は、こんな風に考えてしまいました。

 

今回の投稿は、「国葬」についての考えで、安倍元首相の国葬の是非については触れませんでした。


その気になりましたら、投稿します。

 

 


訃報

2022年07月15日 07時17分46秒 | ニュースより


訃報が飛び込んできました。


山本コータローさんが、7月4日に亡くなられていたとのことです。

「走れコウタロー」山本コウタローさんが死去

 

私が初めてレコードを買ったのが、『走れコータロー』でした。

今でも歌の部分は空で歌えます。(実況の部分は無理でした)

溝がすり切れるほど、何度も何度も聴いたものでした。

 

当時、私は深夜放送にハマって夜更かしの毎日を送ってました。

友人達はセイヤング派が多かったのですが、私は断然パック派でした。

そんなパーソナリティーの一人にコータローさんが居ました。

確か奥様は二部の吉田真由美さんだったと記憶しています。


山本コータローといえば、あの『走れコータロー』ですが、今は『岬めぐり』が一番好きです。

 

何とも寂しいニュースですが、これも仕方がありません。

 


心よりご冥福をお祈りいたします。  合掌

 

 

追:今でも仲間内が集まって「卓を囲む」のですが、やはり大三元が憧れです。
  これも走れコータローの影響だったのかも知れません。