退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

日本の教育

2023年03月29日 17時43分03秒 | 本を読みました


前川喜平氏、児美川孝一郎氏の『 日本の教育、どうしてこうなった? 』という本を読みました。


道徳の教科化などという、個人の心の中に土足で入り込むような変革があったので、興味を持って手に取りました。


内容は、

1 日本の教育の「現在」はどうつくられてきたか ①臨教審とその後の展開
2 日本の教育の「現在」はどうつくられてきたか ②教育基本法改正から現在まで
3 教育における「新自由主義」の30年
4 連綿と続く教育に対する国家統制
5 教員政策と教職のゆくえ ①上からの管理と自主的な研修
6 教員政策と教職のゆくえ ②働き方の現実と教職の魅力
7 格差社会の中の教育
8 日本の学校はどこに行く?

 

これも対談形式の本でした。


「教育勅語」の復活を目指す勢力があるなど、教育界にも国家主義(右傾化?)の波が押し寄せているということが解りました。

平成18年「教育基本法」は改正されました。
そこには、憲法で謳っている「個人の尊厳」(1947年教育基本法でも柱になっていた)に代わり「国を愛する態度」「学校生活を営む上で必要な規律」など『個よりも全体』を重んじる価値観が前面に出てきました。

 

教育は、絶対に時の権力から不当な支配を受けてはいけません。


あとがきにあった、
『教育の閉塞を打ち破る闘いの拠点は、一人ひとりの教師の精神の自由にしか無いのである。』
という言葉が、強く心に響きました。


泣き

2023年03月26日 03時27分10秒 | ニュースより


ガーシー氏が泣いたとか

ガーシー容疑者、号泣で訴え 家宅捜索受け生配信「77歳の母を…ホンマに、オカンだけは勘弁して」

なんだか、彼の顔は回転寿司店でいたずらした若者に似ている。
くら寿司“醤油動画”逮捕YouTuber「お金払ってるし直接口にしていない」独自理論に「その場しのぎの言い訳」「ただのバカ」猛批判

顔の輪郭や目鼻の作りではなく、その表情から醸し出される「雰囲気」がです。
アクセス数を稼ぐためだけに行っている若者と同じように感じるのです。

それは、注目を浴びたいが為に過激な発言を繰り返す元米国大統領とも似ています。

そこには、批判対象や見る側の人への配慮はない。

 

そういえば栗山ジャパンは対戦チームをリスペクトすることで評価を上げました。

「日本人を愛するしかない」 大谷翔平の魂がこもったスピーチ 米国でも大反響

これは上記の残念な人たちの対極にある行為でしょう。

 


また、議員特権の中の『不逮捕特権』も注目されました。

不逮捕特権の趣旨は国会議員の活動あるいは両議院の自律性を保障するという点にある。歴史的には君主が議会内の反対派の議員を逮捕したり、政府がその権力によって議員の職務の執行を妨害するために逮捕が行われたことへの反省から認められるに至った権利である。Wikipediaより

民主主義を守るべく作られた権利を逆手にとっての愚行には、唯々呆れるばかりです。
拒否権を持った常任理事国ロシアの大統領の行動も似たものなのでしょうか。

 


このネット社会で、声の大きい人(目立った発言をする人)ばかりが注目される傾向は、それを伝えるメディアと、溢れんばかりの情報を上手に選別処理する能力を問われる国民それぞれの力を試されている気がしてなりません。


侍ジャパン優勝

2023年03月24日 03時41分10秒 | テレビを見ました


WBC大会で、栗山ジャパンが優勝しました。

 

優勝大本命と云われての優勝は、プレッシャーも大きかったと思います。

更に試合内容も接戦続きで、見ていてハラハラしました。

それらを経ての優勝ですので、見る側にも大きな感動を与えてくれました。

 

感謝です。

 

 

帰国後の記者会見を見ました。

侍ジャパン国内組が帰国 記者会見で栗山監督「ファンの応援に感謝」

皆さんスーツ姿で表情も硬く、疲れているんだなーと気の毒になりました。

あの会見は、「機内着のまま」でも良かったのではないかと思いました。

 

 

話は変わりますが、大リーグでは今年のシーズンから『ピッチロック』という試合時間短縮のための規定が導入されます。

テレビ業界などからの申し入れでしょうか。

こんな記事を見つけました。

大谷VSトラウト、新規定なら違反の“空白の33秒”を米識者称賛「規定廃止を切に願う」


「まるでマンガのようだ」と称される大谷vs.トラウトの勝負。

やはり盛り上がる場面では「野暮」は云いたくありませんよね。


反省と記録

2023年03月21日 04時26分32秒 | 雑感


久しぶりに元同僚と呑み会をしました。


3月13日を境にコロナウィルスが変わる訳でもないのでしょうが、集まりました。

マスク着用 “3月13日からは個人の判断で”  政府が決定


人出の多さに、人間なんて気分次第なのかなとか思ってしまいました。

 


ところで、政府のコロナ対策はどう評価されたのでしょうか?

・入国管理について
・罹患者の隔離について
・行動制限と保障について
・医療機関と保健所の連携について
・PCR等の検査態勢について
・ワクチン開発について
・医薬品開発について
等々・・・。

あっ、それから ・使えないマスクの配布についても。

 

5月にコロナウィルスの感染法上の分類が変わるようです。

【5類へ移行】5月8日から。2類相当から変わるコロナへの対応
 


5月8日までにマスコミにより今回執った政策の評価をしてほしいものです。
政府には期待できません。間違っていたことを認めるわけがないので。

未知の感染爆発に対し紆余曲折は致し方ないのですが、己の保身のために都合の悪いことはひた隠しにする政治屋根性が気に入らない。

やがて来るであろう新たなパンデミックにより正しく対処するために、正確な記録を残し、情報を公開していくことが、国民を守る財産となる気がするのです。


今後、ゴールデンウィークまでの報道を注視していきたいと思います。


アメリカあるある

2023年03月17日 07時10分41秒 | ニュースより


試合結果やそれに付随したエピソードの報道やネット記事を漁るのは何とも心地良いものです。

そんな中で、ある記事に目がとまりました。


【WBC】侍ジャパンが笑い飛ばした〝対戦相手変更騒動〟「簡単に言えばアメリカあるある」
 


オリンピック開催時期問題など、この「アメリカあるある」は何もスポーツに限ったことではないでしょう。

トランプ氏はその支持層に向けて解りやすく『アメリカファースト』を唱えていましたが、それは彼に限らずアメリカという国がとり続けている基本姿勢(外交政策)に他なりません。

そこでは『三方一両損で納める』などという考えはなく、100対0で勝つことが正義なのでしょう。


日本も中国だ北朝鮮だと云われ振り回されているうちに当該国非難の矢面に立たされ、突然ハシゴを外されないように気をつけた方が良いと感じます。


米国偏重を続ける日本外交を考えさせられる小さなエピソードだと云えるかも知れません。