興味深いニュースがありました。
中国、ガソリン車を2035年に全廃へ すべて環境車に10/27朝日新聞
中国のような国は、民衆の意見は反映しづらいですが、首脳がこうと決めたら実行は早いでしょう。
HVで世界をリードした日本のトヨタですが、エコカーの世界はHVからPHV、EV、FCVと推移していきそうです。
環境問題を小馬鹿にしている大統領のアメリカでさえ、カリフォルニア州で厳しい目標が打ち出されています。
米加州、ガソリン新車販売禁止へ 全米の最大市場、35年までに 9/24 KYODO
ちなみに
HVとは、ハイブリッド車
日本ではプリウス(トヨタ)、アクア(トヨタ)、セレナ(日産)、エクストレイル(日産)、フリード(ホンダ)、フィット(ホンダ)、アクセラ(マツダ)など
PHV(PHEV)とは、プラグインハイブリッド車(ハイブリッド車で外部充電が出来るもの)
プリウスPHV(トヨタ)、アウトランダーPHEV(三菱)
「EV」は、自宅や充電スタンドなどで車載バッテリーに充電を行い、モーターを動力として走行する電気自動車のことです。
リーフ(日産)、i-MiEV(三菱)
FCVとは、燃料電池車で
水素と酸素の化学反応から電力を取り出す発電機構で、これで得られた電力をモーターへと送り、動力として使用するものです。エンジンを使用しないので二酸化炭素は出しません。
MIRAI(トヨタ)、クラリティ FUEL CELL(ホンダ)
です。
EVで後れをとった感のあるトヨタですが、いよいよ電動化にシフトチェンジするようです。
「レクサス」全車種電動化へ、トヨタの本気 10/23 日刊工業新聞
ところで、EV(電気自動車)が本当に環境に優しいのでしょうか?
そもそも電気は発電所で作られます。そこではいまだ化石燃料に依存する現実があり、決して電気がクリーンエネルギーとは云えない面もあるようです。
ドイツが面白いデータを発表していました。
やはりEVの場合、100%再生可能エネルギー(太陽光、風力、地熱など)によって作られた電気の場合のみCO2の排出はぐっと低くなるといえそうです。
図表はドイツの電気がどういった燃料によって作られているか、発電所の割合を示したものです。
総発電量における再生可能エネルギーの割合こそが、環境問題に対する国家の姿勢を示す気がしてきました。
今回、原子力に関しては調べていません。
原子力は発電以前の課題が山積だと考えたからです。