退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

ウクライナ

2022年02月28日 05時51分54秒 | ニュースより


今回のウクライナ侵攻に対し、当のロシア兵達はどう考えているのでしょうか。

「ロシア兵への詰問」動画、SNSで拡散 士気の低さも示唆https://news.yahoo.co.jp/articles/103964c8a3a8fb7bbdfb478313ec65ef9a99d17c


TVでは、トラックに乗った兵士達が気勢を上げている映像がありました。

しかし、このニュースでは
動画の一つは、ロシア兵が路上で〝尋問〟されるものだ。ロシア兵はおびえた表情で氏名と所属部隊を明かし、「演習としてここに送られた」と述べた。別の動画には、ウクライナ人男性らに罵倒され、頭を抱えて座り込むロシア兵の姿が映されていた。
とあります。


兵士といえどもひとりの人間です。
ましてや、同じ民族も住むウクライナに侵攻することに葛藤がないわけがありません。

同族に刃を向けることに何も感じないのであれば、なおのこと恐ろしい。

おそらく、ロシア兵にも正しい情報は伝えられていないのでしょう。
兵士とはそんなものなのでしょうか。


ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアが発信している偽りのプロパガンダ報道に対し、SNSなどを駆使してロシア人向けに真実を発信しているようです。


自国に有利なビラ配布などの宣伝工作は昔からあったと思いますが、今は映像による発信が特別な機材がなくても可能です。(映像も高度にねつ造できるようですが)

ゼレンスキー大統領に新しい戦争の形を見た気がします。


その意味で、デモの弾圧やSNSなどの検閲やプロバイダーや報道機関への圧力は、歴史を逆戻りさせる危険な兆候と言わざるを得ません。


ロシアで、反戦デモが起こっているとか。

この戦争を起こしているのは「ロシア」であって「ロシア人」ではないと云うことでしょう。

 

 


かつて日本でも、戦場に赴く若者達を意に反して「バンザイ」といって送り出したようです。

 


『物言えぬ空気』がロシアを支配しないことを願うばかりです。


集団的自衛権

2022年02月26日 07時03分47秒 | ニュースより


ウクライナはNATO加盟を望んでいると聞きました。

「選んだのはNATO、議論の余地ない」~ウクライナはロシア軍侵攻を回避できるか 駐日大使が語る危機

 

今回の戦争がウクライナのNATO加盟阻止を目論むものなら、NATOの出方が気になります。


世界で一番好戦的な国アメリカは、NATO加盟国です。


国連憲章第51条では『国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。この自衛権の行使に当って加盟国がとった措置は、直ちに安全保障理事会に報告しなければならない。また、この措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持又は回復のために必要と認める行動をいつでもとるこの憲章に基く権能及び責任に対しては、いかなる影響も及ぼすものではない。』とあります。


ウクライナは国連加盟国です。アメリカも、そして日本もです。


ロシアのウクライナ侵攻を受けて、集団的自衛がどのように行使されるのかが不安です。

 


日本には憲法第九条があります。

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

でも戦争はできるのです。

憲法解釈変更を閣議決定 集団的自衛権の行使容認https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0103O_R00C14A7MM8000/


アメリカが「日本も参戦しろ!」と言ってきたらどうするのでしょうか。

お金を払ってお茶を濁すのでしょうか。

 


湾岸戦争で130億ドル(当時のレートで約1兆8823億円)も払っておいて、戦争に参加していないなどと云えるのでしょうか?

そのお金は、参戦国の弾薬になり新しい武器になったのではないでしょうか。


ニュースでは、ロシアのウクライナ侵攻が、日本にどのような経済的影響を及ぼすか事細かに解説されていますが、米国が何と言うかの方が心配です。


日本にとって、米国は一切逆らえない親分のようですから。

 


エマージェンシーコール

2022年02月24日 06時52分09秒 | テレビを見ました


『 エマージェンシーコール ~緊急通報指令室~(再放送)』を見ました。https://www.nhk.jp/p/emergencycall/ts/M67V8QZ8LQ/

 

昨今のコロナ禍で、救急患者の搬送先が見つからない事案については、報道で見聞きしていました。

救急搬送困難、6064件 6週連続で最多 総務省消防庁


しかし、救急要請をしてから救急隊が到着するまでの時間、・・・助けを求めている多くの人たちと、要請に対応する緊急通報指令室のオペレーターの落ち着いた応答・・・そんなやりとりは全く知りませんでした。

 

何の脚色もないノンフィクションの番組に、改めて過酷な現場の努力に頭が下がる思いでした。

 


救急に携わる人たちに迷惑がかからないように、自分の日常に気を遣おうと心から思いました。

 


『老人支配国家 日本の危機』を読みました

2022年02月22日 11時31分18秒 | 本を読みました


『 老人支配国家 日本の危機 』という本を読みました。

「老人支配国家」・・・というところに興味が湧き購入しました。

 


どなたか忘れましたが、「著者(研究者)の留学先がどこかで、本を読まなくてもおおよその内容がわかる」と言われていました。

日本で活躍する知識人のその殆どが米国留学をするので、考え方のベースが『米国目線』になっているというのです。

「なるほど」・・・と思いました。


しかし、この本の著者エマニュエル・トッド氏はフランス人なので、その点でも興味を持って読み進めていけました。

 


多くの内容が「なるほど」と頷けるものでした。(日本は核武装すべし・・・は一寸と思いましたが)


『別角度からのアプローチ』の面白さを、歴史人口学者・家族人類学者である著者の世界観や日本を見る眼に感じることができました。
(このことは「地形・気象」の専門家である竹村公太郎氏の日本史分析で感じていました)

 


特に、ピケティへの賛辞と日本の最大の問題は人口減少と少子化という点が印象に残りました。
(人口減少は河合雅司氏の「未来の年表」でも警鐘を鳴らされていました)


私には難しい用語が多く含まれていましたが、読みやすい構成でためになるものでした。