退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

粋なはからい

2023年04月30日 11時28分47秒 | ニュースより

思わず心温まるニュースがありました。


ホークス、グラウンドキーパーのトクさんへ感謝の白星


27日に福岡PayPayドームで行われたソフトバンク対東北楽天の一戦で、36年間グラウンドキーパーをつとめた徳永勝利さんが引退となりました。そこでソフトバンク球団は、5回終了後のグランド整備時に、球場の電光掲示板を使ったメッセージとともに、徳永さんが“ラスト整備”を行うという、選手さながらの演出をしました。

試合に勝ちヒーローインタビューでは満塁本塁打を打った栗原陵矢外野手に促され、先発森唯斗投手と共に写真に収まっていました。


こんなニュースにちょっとウルウルしてしまうオヤジでした。

 


レビュー

2023年04月29日 06時42分18秒 | ニュースより


日銀植田和男新総裁が初の金融政策決定会合後の記者会見に臨みました。

日銀植田総裁「粘り強く金融緩和を続け、物価安定目標を実現」…決定会合後に記者会見


発言の内容は、専門的すぎてよく解らないのですが、「・・・様々な金融緩和について多角的なレビューを実施する・・・」という様な内容の発言があったと聞こえました。
黒田氏の独特な日銀金融政策を含めた25年間の金融政策が対象のようですが、レビューを実施するにはもう少し時間が必要だと云うことのようです。

レビュー(レヴュー) ってネットでよく見る言葉です。
Wikipediaでは、『英語で、評論、批評、見直し、検証などのニュアンスを持つ語。』とありました。  


日銀総裁の交代を節目として、前任者の政策について検証する。・・・大切なことだと思います。
未来を見定めるために、現時点において過去を正しく検証することをして欲しいと思います。

前任者に忖度することなく・・・。


以前、岸田首相が所信表明演説を行いました。

そこには、自身が掲げてきた政策方針を力強く打ち出していましたが、過去の検証ははっきり読み取れませんでした。

 

5月8日に新型コロナは5類に移行されます。(コロナウィルスは何も変わりませんが・・・)

既に3月13日より、「マスク着用の考え方の見直し等について」が決定されました。
                     

5月8日を期に、3年以上のコロナ対策についての『レビュー』を出してくれるのでしょうか。

今が良ければ良い(結果オーライ)ではなく、今に至った経緯も含めて記録と評価をしっかり残すことが、やがて来る未知のパンデミックに対して、国家だけではなく国民一人ひとりの行動に繋がるのではないかと思うし、そこをはっきりしないことが日本の欠点ではないかと改めて思うのです。

 


日本外交の挑戦

2023年04月26日 04時07分06秒 | 本を読みました

田中均氏の『 日本外交の挑戦 』という本を読みました。


今回は、2冊の本を並行して読んでいました。


内容は、

第1章 構造変化
第2章 地政学リスク
第3章 アイデンティティ
第4章 戦略
第5章 外交基盤


元外交官だけあって、外交についての内容は多岐にわたり大変豊富でした。

また、現状を嘆くだけではなく改善策を提言のように示していることに、単なる批評家でないことが知れ興味を持てました。


巻末資料に
「日本国憲法第九条」
「日米安全保障条約第五条および第六条」
「慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話」
「戦後50年の終戦記念日にあたって」
「日朝平壌宣言」
「小泉内閣総理大臣談話」
があり、特に「河野談話」と「村山談話」について、そういえばたびたび話題には出るものの読んだのは初めてであったことに、今更ながら驚いてしまいました。


アメリカ追従で過激の一途をたどる日本外交の現状を見るにつけ、外交は100対0ではなく51対49を目指す・・・という何処かの本で読んだ言葉を思い出しました。


君たちに伝えたい・・・

2023年04月25日 09時04分40秒 | 本を読みました

中條克俊氏の『 君たちに伝えたい③ 朝霞、校内暴力の嵐から生まれたボクらの平和学習 』という本を読みました。


実はこの本のシリーズ①②も読んでいたので興味を持って手に取りました。


内容は、
はじめに 歴史となった「校内暴力の嵐」
 1章  校内暴力の嵐
 2章  戦争は最悪の非行です
 3章  全ての学習は平和学習
おわりに 「負の歴史」に学ぶ


かつて米軍基地があった朝霞で中学校社会科教師として勤務した著者の実体験と、沖縄を含む戦争体験者への取材を元にした内容で、初めて知ることも多く驚きの内容でした。


特に驚いたのは、当時陸軍士官学校卒業したばかりの人が体験した話しで、
『ふざけた米兵に打たれて死んでしまった人がいたのを覚えているよ。・・・米軍射撃場で薬莢拾いをしていたおばちゃんが打たれて死んでしまったことも覚えているよ。・・・もちろん、事件にはならなかったね。』といった内容です。

この方は、「日本人の命はにわとりを蹴飛ばすように軽いもの」と表現されていました。

 

基地の町で教鞭を執った著者の文章には、他には見られない重さを感じました。

 


SLAM DUNK

2023年04月22日 03時47分18秒 | ニュースより


韓国で映画スラムダンクが公開され大変な人気を呼んでいるそうです。
スラムダンクが韓国で大ヒット! 熱狂の理由は?


しかし、以前こんなニュースがありました。


ノージャパンに積極的だった韓国中央省庁がスラムダンクのポスター掲載、指摘受け撤去


作者の井上雄彦氏は1967年生まれです。
現在日韓間で問題になっている戦後処理について、当然当事者ではありません。
『SLAM DUNK』という作品に、韓国を蔑視するような内容は無いと思います。(全巻読破していませんが)

反日運動は日本を排除することです。サッカーや野球で日韓戦(韓日戦?)に燃えるのとは訳が違うと信じてます。

 

日本にも似たような現象はあると思う。
「戦争責任問題」にアンタッチャブルな雰囲気を感じることがあるからです。

 

「戦犯」と位置づけられた人たちへの扱いは、話題を東京裁判の是非に転嫁されたり、戦争によってその命を奪われた人に対して
「国策に殉じられた方々の御霊に、尊崇の念を持って哀悼の誠を捧げてまいりました」

などと言って議論の本質に迫っていないことなどで感じてしまうのです。

近隣諸国が異を唱えている行為に対し、参拝の行為そのものの評価に終始し、一部合祀されている人たちの行為に対する評価がはっきりしない。村山談話と整合しないと捉えられても仕方がない。

韓国の「反日運動」の矛盾はそれに似たものかと推測します。

 

韓国人崔碩栄氏が書いた 韓国で行われている「反日教育」の実態  彩図社

を読んでみても、その思いはますます深まるばかりです。

 

韓国でスラムダンクを評価してくれているのは、原作マンガを愛読していた30~40代の人たちです。

彼等に日韓の未来を託す・・・そんな思いの60代です。


古本屋で「SLAM DUNK」を大人買いしてみようかなと思いました。