オリンピックが開催されています。
勝敗に一喜一憂していますが、そんな中目を引く記事がありました。
ワォ!めっちゃフランス語流暢!元日本代表主将が仏紙解説 号泣の阿部詩を「悪夢乗り越えるため観客が盛大な声援」と伝える
『敗軍の将兵を語らず』(史記)といいいます。
敗戦に対し、どちらかと云えばそっとしておいてあげる日本に対し、フランスでは少し違ったようです。
フランスでは文化として柔道が根付いているそうです。
敗戦により打ち拉がれている選手に対し、ただ見守るだけではなく、再び立ち上がる勇気を声援により後押しをする・・・。
何と素晴らしい行為でしょう。
公益財団法人 日本オリンピック委員会 が発行している「オリンピック憲章」の
第1章 オリンピック・ムーブメント 6オリンピック競技大会の項では、
『オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争で
はない。大会にはNOCが選抜し、IOCから参加登録申請を認められた選手が集う。選手は当
該IFの技術面での指導のもとに競技する』
とありました。
「オリンピックは、勝つことではなく参加することにこそ意義がある」(フランス語直訳:重要なのは、参加することである)
という言葉が有名です。
フランスの教育者クーベルタン男爵が言ったかどうかは別として、国のメダルの数のみが評価の基準となる現状は、当初の目的とは違ったものになっているのかもしれません。
(プーチン大統領は文句を言っているようですし、イスラエルが国家として参加することに疑問を呈する人も多いようです)
国威を示すことに利用される大会ではなく、国を背負わない形での参加もありなのかもしれません。
とはいえ、表彰式で「君が代」が流れると胸が熱くなってしまう自分です。
日本選手頑張れ!