退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

<投票率>

2019年07月28日 18時48分21秒 | 時事問題

総務省は、第25回参院選の投票率(選挙区選)が48.80%で確定し、前回2016年参院選の54.70%を5.90ポイント下回ったと発表しました。

この数字は衆院選を含め、全国規模の国政選として過去最低だった1995年の参院選(44.52%)以来24年ぶりに50%を割り、同年に次ぐ史上二番目の低投票率です。


平成29年10月に行われた衆議院議員総選挙では、10代が40.49%、20代が33.85%、30代が44.75%です。(全年代を通じた投票率は53.68%)
また、平成28年7月に行われた参議院議員通常選挙では、10代が46.78%、20代が35.60%、30代が44.24%です。(全年代を通じた投票率は54.70%)


平成28年7月に行われた参議院議員通常選挙、平成29年10月に行われた衆議院議員総選挙、今回の選挙と並べてみると、

<全 体>54.70→53.68→48.80
<10代>46.78→40.49→31.33
<20代>35.60→33.85→?
<30代>44.24→44.75→?

若者の投票率を上げる手段として、ネット投票に対する“過度な期待”があるようですが、唯一国政選挙で導入しているエストニアでも、投票率向上に貢献しているわけではないようです。第一、日本と同じシステムの諸外国と比べても、この投票率については「思いっきり後進国」と言わざるを得ないでしょう。


その原因は?

素人考えでいくつか挙げてみると…。

①古い公職選挙法が障害となる部分があるのでは? 
 
 1950年に出来たこの法律は、その元になる「参議院議員選挙法」は1947年、「衆議院議員選挙法」に至っては1925年のものです。
 
 例えば、選挙時の『宣伝カー』では、政策を言えない・・・らしいです。だから、あの不愉快な名前の連呼になるのですね。
 
 報道に対しても縛りが大きく、政策論争をするべき選挙期間に、おざなりな報道しかできません。特定の候補者が有利になったり不利になったりすることを防ぐためでしょうか。(公職選挙法よりも放送法4条の縛りかも)

 この世に「完全中立な報道機関」なんて有り得ませんよ。
 やはり、今のように情報が得やすくない時代の産物ですね。
 
 情報が氾濫している時代に生きる私たちは、日常の報道からその発信元が『どっち寄り?』かを知らなくてはいけないのでしょう。
 それを踏まえてニュースに接する技術が必要なんだと思います。

 つまり、投票率の責任は、周りの諸条件だけにあるのではなく、当事者にもそれなりのものがあるのではないでしょうか。
 
 そして、その低投票率が都合の良い政党もあるのではないか。
 
 つい先日選挙権を得た18,19の世代の投票率も低かったです。
 選挙権の変更も、穿った見方をすれば組織票を持つ政党に都合の良いものになってしまったようですね。



 ちょっと話が長くなりそうなので、今回はここまでにします。

 皆さんのご意見は?

 ②以降は考えがまとまったらアップします。



フィギュアスケート大会開催地変更問題

2019年07月24日 14時48分54秒 | 時事問題

ことし秋に台湾(台北)で予定されていたフィギュアスケートの国際大会の開催地が急きょ、中国(広東省東莞)に変更されたと国際スケート連盟から通知があったことが分かりました。

変更の理由には、「国際情勢に関連して、台湾は現在、国際大会を開催するのにふさわしくないため」などと記されていたということです。

しかし台湾は、過去にも四大陸選手権など国際的なフィギュアスケートの大会を開催した実績があります。


台湾側は「国際情勢を理由に開催を取り消された」としていて、地元メディアは中国の圧力が背景にあると指摘するなど、波紋が広がっています。



また、台湾でのスポーツ大会をめぐっては去年7月、日本や中国などで作る東アジアオリンピック委員会が、政治的なリスクを理由に国際大会の開催を中止しました。
それに対し、台湾当局は中国政府の圧力だと非難していました。



なぜ、こんなことが起こるのでしょう。


昨今、強い立場にある者、権力を有する者の横暴な行いが多いと感じます。

力があるのだから、全てのことに「ゆとり」をもって接すればいいのに、何を急いでいるのか?

大きな力を利用して手段を択ばない。

また、その「力」の顔色をうかがって、判断基準がブレるのも残念です。

そこに美学は無く何か見苦しい。



大好きなイビチャ・オシム氏が言ってました。

『スポーツの力を信じるならば、外交的には仲の良くない国同士で合同主催させることによって、解決の方向に向かわせることだってできる。オリンピックを通じて複数の問題が解決されてほしい。しかし、残念ながら、スポーツの成績を勝った負けたという国ごとの軍事作戦とシンクロさせている人さえいます。それはとても危険なことです。』





思いやりのない力(権力)は、暴力に等しい。

こんな言葉を思い出すニュースでした。

外国人技能実習生

2019年07月23日 05時24分51秒 | 時事問題

私は「目撃にっぽん」という番組が好きです。

ふと見た回で耳にしたウォン・ウィンツァンさんの曲「夜明けのまなざし」が素晴らしく、見始めたところ、気になる番組になりました。 (挿入曲♪旅の初めに♪ も素敵です)

エンディングで「夜明けのまなざし」が流れると、不覚にもこんなジジイが毎回涙してしまいます。




今回の内容は、沖合底引き網漁に「技能実習生」の実態でした。


その仕事(実習)内容は過酷を極め、日本人の担い手不足が深刻な問題となっています。


その中で驚いたのは、日本人労働者が「歩合制」なのに対し、実習生は「固定給」であることでした。

過酷な仕事内容の見返りは、「結果による多額の手当て」でしょう。

「大漁」の時、一度の出漁で百万円以上を手にする漁師たちに対し、実習生は十万円そこそこ。


当然仕事内容には大きな差はなく(下っ端であることには違いないが)、その手にする額の違いに唖然としました。


勿論、技能を習得する場を提供してもらっているのですが、入って1~2か月の見習いとは違い、命を懸けて漁に出ている者に対する対価としては、その差は大きい。現に命を落としている者もいて、そのインドネシアの家族の涙がつらいものでした。


その反面、技能実習生により支えられている「沖合底引き網漁」の実態。


「経済財政運営の基本方針(骨太の方針)」に盛り込まれた変更は、技能実習生による労働力不足を補う実態を改善するものなのでしょう。


しかし、「同一労働、同一賃金」を建前とした、「働き方改革関連法」をぺらぺらめくったとき、この実態はなんなんだろう?と思ってしまいます。



一番の元凶である「出生率低下」については、後日どこかで考えるとして、

本当に働き方改革を目指すのであれば、いわゆるブラック企業を許さない法的整備とその遵守徹底のために有効な制度を目指してほしい。



今、騒がれている芸能プロダクションも、両者の記者会見を見比べた時、どちらがその実態を正確に伝えようとしているかは、傍から見てもわかるような気がします。



芸人を「使い捨て感覚の労働者」としか見ない現実を表わしているのではないでしょうか。




夢見て来日したのにもかかわらず、その夢を捨てざるを得ないインドネシアの若者の遠くを見る視線が、こんなことを考えさせてくれました。






なんか今日は<頭の中がゴチャゴチャ>していて、まとまりのないものになりました。

もっとも、これが私のスタンダードです。

投票

2019年07月21日 11時34分15秒 | 時事問題

いよいよ選挙当日が来ました。

私は期日前投票をしてしまいましたし、娘も金曜日に投票を済ませました。

今、妻が入場券を持って投票所に向かってます。



期日前投票をしてみて思ったのが、

投票日を「□月〇日」にしなくても、『□月△日~〇日』でいいんじゃないかということ。

期日前投票ができる2週間程をその期間に充てて、たまには夜18時~24時とか朝3時~9時(3時が朝かは別として)なんていう日も設ける。

投票によるオマケも良いんだけど、「行きたくないから行かない人」より「行きたいけど行けない人」の対策が先じゃないかと思いました。
投票日を営業停止にできる会社ばかりではないので。

時間外勤務になって大変かもしれませんが、選挙権の行使を時間外にしか行えない人のために、一肌脱いでください。


今朝6時過ぎに愛犬と散歩に出かけたところ、近くの小学校の前で『投票所⇒』の紙を持って立っている人がいました。

  『投票は何時からですか?』

と話しかけてみると、

  『7時からです!』

とその若者は笑顔。


こんな時間外のやり取りの中で、ふと考えたことでした。




とにかく雨が降ってないのが良かったです。