退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

ジャーニー喜多川氏による性加害問題

2023年08月30日 07時53分47秒 | テレビを見ました

ジャーニー喜多川氏による性加害問題について、再発防止特別チームにより調査報告が発表されました。


再発防止特別チーム 性加害問題は「ジュリー氏は知らなかった可能性が高いという方もいた」


姉メリー氏の徹底的な隠蔽が被害拡大を招いた 性加害問題報告書骨子

 

座長は林真琴弁護士。

林氏の名にあのドタバタの記憶がよみがえりました。

それは、当時次期検事総長と目されていたとき、安部官邸が黒川弘務東京高検検事長の定年を延長させ、検事総長に据えたという事件です。
  
黒川氏の不祥事により代わって検事総長に就きました。
(私は黒川氏は自ら身を退く手段として麻雀を選んだのではないかと勘ぐってます)


今回の調査報告の一部をテレビで見ましたが、林座長の説明は素人の私にも解りやすいものでした。


特に、
「事務所として再発防止策を提言するチーム。メディアの責任そのものを調査、評価する立場にはない。マスメディアから強い報道や批判が出ていれば、事務所が対応を変えたかもしれない。性加害が長期にわたり改めなかった背景にマスメディアの沈黙という状況が関係したと認定している」
という発言が印象に残りました。

人気タレントを多く抱えるジャニーズ事務所に対し、文藝春秋社の報道を追調査することよりも、自社番組などの利益を優先した報道姿勢を批判したものと受け止めています。


この報告を受けて、どのマスコミが当時の自社の姿勢に対し反省の弁を述べるのか、興味津々です。

今のところ、調査報告発表の事実のみを伝えているだけのように感じます。


日本のマスコミのレベルを知るエピソードとなりそうです。


武士(おとこ)の紋章

2023年08月28日 20時01分57秒 | 本を読みました


池波正太郎氏の短編集『 武士の紋章 』という本を読みました。


納められているのは、
 智謀の人 黒田如水
 武士の紋章 滝川三九郎 
 三代の風雪 真田信之
 首討とう大坂陣 真田幸村
 決闘高田の馬場
 新撰組生残りの剣客 永倉新八
 三根山
 牧野富太郎
の八編。

ミーハーな私は、NHK朝ドラのモデルである『牧野富太郎先生』のことを知りたくなり、池波正太郎氏の作品と云うこともあってこの本を選びました。


「小説俱楽部」昭和32年3月号に掲載されたものと云うことで、牧野先生と直接会われたことも書かれていて、先生が遠い過去の人から実在した人物であることを感じさせてくれるものでした。
神木隆之介さん演じる「万太郎」以上に植物学に没頭していた方なのだと知りました。

短篇であり池波作品と云うこともあって、あっという間に読み終えました。


ボーッとテレビ

2023年08月27日 16時31分22秒 | テレビを見ました


先日昼寝をして目覚めたとき、ふとTVを見ました。
2023MLBウィークリー

これは20分間の番組で、MLBが選ぶ毎週ベストプレーを50位からランキング形式で紹介するものです。
様々なプレーや好走塁、ホームラン、さらに珍プレーなどが紹介されますが、そのなかで多く取り上げられているのが守備でのファインプレーです。

WBCでヌートバー選手のダイビングキャッチが感動を呼んだことは記憶に新しいです。
その裏側には、アメリカには守備のファインプレーをしっかり取り上げる文化があるのだと思いました。
イチロー選手の三塁への送球を「レーザービーム」と呼んで評価したのも中継のアナウンサーでした。
ファインプレーは、一歩間違えれば味方を不利に陥れるプレーとなります。
でも、そんなエラーにも「ナイストライ!」と評価する文化があるのでしょう。

失敗を無くす練習と成功のための練習。そんな違いと云ったところでしょうか。

ろくに走れもしないブンブン振るだけの選手を集めている球団には、もう少し野球の面白さを理解して欲しいと思う次第です。(その個性を否定しているわけではありません。ただそれだけではないと云うことです。)

 

そのまま流れで見たのが、『スポチカラ』です。

今回取り上げられていたのは「四国アイランドリーグ」の「高知ファイティングドッグス」でした。

高知ファイティングドッグスは、NBAに上がることを夢見る選手たちの集まりですが、選手の宿舎を佐川町に、隣り合う越知町に練習場を置くチームです。
そこは、両町合わせても住民1万5千人ほどの高知県の田舎です。
でも、今季NBLで活躍する選手を輩出しています。
石井大智投手は阪神タイガース貴重な中継ぎとして活躍中(12ホールド)
藤井皓哉投手は福岡ソフトバンクホークスで今季5勝。


特に驚いたのは、チームと地域の結びつきの強さです。

地域貢献は当然のこと、引退後に出身地に帰らず現地で再就職を果たした人が多いとか。


プロ野球は、サッカーJリーグほど地元貢献がされていないと思っていましたが、独立リーグのレベルで盛んに行われていることを知りました。


日本野球機構は、もっと地域貢献に関わるべきだと思います。
そして、世界一のレベルにある技術の指導面でも、プロアマの壁を取り払い、若い人たちに最高の技術をスムーズに伝承できるシステムが出来ればと感じた番組でした。

 


アジアを生きる

2023年08月22日 05時13分09秒 | 本を読みました

姜尚中氏の『 アジアを生きる 』という本を読みました。


内容は、
第一章 近くて遠いアジア
第二章 西欧とアジアの二分法を超えて 
第三章 地域主義と「東北アジア共同の家」
第四章 個別的「普遍主義」の可能性


熊本県で在日韓国人二世として生まれた氏から見た、アジアを中心とした世界観が語られている・・・のですが、この分野に疎い私には難解な文章でした。
(文章そのものもそうですが、未知なる単語が羅列され戸惑うばかりでした)


ただ、後半は興味深く読ませて頂きました。

印象的だったのは、吉田松陰は日本の国体を「万世一系たる天皇の血統」に求めていたのに対して、横井小楠は「儒教の理」をベースに世界的視野でその「普遍」を捉えようとしていた・・・というところです。(横井小楠という人物を初めて知りました
特に、この二人の思想は相容れるものではなかったにもかかわらず、お互いの評判を聞いて三日間にわたり親しく語り合っていたというのです。(年齢も20歳ほど違うのにです)
異見を尊重する2人の姿勢に感心させられました。


それに対し、著者が国会衆議院憲法審査会で国会議員の前で、「日米関係は真に対等な関係ではない」と批判すると親米派で重鎮の自民党議員は席を立ったそうです。

前述の2人に比べて「小さいな~」と感じてしまいました。


また、拉致事件でしか知らなかった金大中氏のことも少しですが理解できました。

 

兎に角今の私には難しかった。

読み終わったときに「内容に感心する」よりも、「やっと読み終わった」と感じてしまった自分に、失笑してしまいました。
    (「失笑」の意味は林修先生の番組で誤解している人が多いと言ってました)


繰り返される「役職辞任」

2023年08月21日 19時19分51秒 | ニュースより

又「役職辞任」が有ったようです。

【独自】自民・松川るい女性局長が辞表提出 「まるで観光旅行」女性局フランス研修が物議


 以前も書きました(議員不祥事)が、不祥事があったときの身の振り方が理解できません。
  

「自民党女性局長という役職を辞する」というのは、何を意味しているのでしょうか?


自分がやったことが、議員としてふさわしくないのであれば議員辞職すべきだし、研修という名で観光旅行(現地現地大使館員にこどもの世話をさせた?)をしたことは、自民党内の役職を辞する程度の不祥事ということであれば、記者会見をし説明すべきだと思う。


自民党所属議員である前に、国費で雇っている国会議員であるわけだから・・・。

 


自分の名刺の肩書きの一部に取消ラインを引くことが、単なる過失ではない「意図して行った個人の行動」にも取消ラインが引けると思うのは、一部の党の国会議員だけではないでしょうか。