退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

脳の闇

2023年05月31日 04時42分51秒 | 本を読みました

中野信子氏の『 脳の闇 』という本を読みました。


中野信子氏はマスコミに良く登場する脳科学者です。TVの何処かでこの本の存在を知りました。


内容は、

第一章 認知欲求と不安
第二章 脳は、自由を嫌う
第三章 正義中毒
第四章 健康という病
第五章 ポジティブとネガティブのあいだ
第六章 やっかいな「私」
第七章 女であるということ
第八章 言語と時間について


著者も「バカには読めない本」と書いているように、難解な言葉(私には)と、解ってもらえないのでは・・・という冷めた言い回しが、新鮮で面白かったです(私の理解の中で)。
特に第六章から後半は面白く感じました。


読み終わるまで時間がかかった本でした。


4人殺害事件

2023年05月27日 04時32分25秒 | テレビを見ました

大変な事件が長野県で起こりました。

【続報】4人死亡…立てこもり事件 県警「容疑認めている」 逮捕の市議会議長の長男(31)警察官1人殺害した疑い

横溝正史氏の小説を思わせるような凄惨な事件で心が痛みます。


動機などは徐々にはっきりするのでしょう。
殉職をした二人の警官をはじめ4人の方々のご冥福を祈るばかりです。

 


この一連の報道で、容疑者について当初から各マスコミとも判で押したように「市議会議員議長の息子」という紹介をしていました。

 

成人容疑者を報道するのに「市議会議員議長の息子」という事実は必要なのでしょうか。

市議会議員を親に持ったことはその人が選択したことではありません。

 

 

事後に事件の全容を知る上で必要かもしれないことは理解できます。
しかし、限られた情報の中で、知り得た事実をただ垂れ流すような報道の仕方は私には理解できません。


凶悪犯罪と市議会議長の息子・・・この(報道機関による)結びつけ方に疑問を持つのは、私だけでしょうか。

 


お金が無いときはどうする

2023年05月26日 08時17分46秒 | ニュースより

気になる記事がありました。

「経団連の会長の言っていることを聞いていたら日本は滅びる」

これは、所得税制限の無い児童手当の出所のことでしょうか。

児童手当は「高校生まで月1万円」「所得制限撤廃」“異次元の少子化対策”の原案が判明


何故、このような政策が出てくるのか。素人なりにその理由を考えました。

①出生率が上がらないと、日本が立ちゆかなくなる。
②出生率を上げるには、出産子育てがし易くしなくてはいけない。
③出産子育て世代の若者は、給与が少なく日々の生活に余裕がない世帯が多い。
④せめて月1万円でも補助することで、こどもを沢山儲けて貰いたい。

つまり、若い男女には子育てのための経済的負担が大きすぎる・・・から、出生率が上がらないから、国が困る。

だから財源は国民が「平等」に負担して欲しい・・・?
そのため財源確保に社会保険料の上乗せ(月額500円程度)をし、消費増税も排除せず検討しようという発言もあるようです。

年収200万円の人の6000円(0.3%)と2000万円の人の6000円(0.03%)では、その重みが違う。


「平等」とはいったい何なのだろうか?

 


「異次元の少子化対策」の財源 十倉経団連会長が「敵役」を覚悟?の役者ぶり

この記事の中で「証券投資で得た利益や配当の基本税率は分離課税で20%。収入が多くてそれ以上の所得税の税率が適用されている富裕層には、大いなる優遇措置」とあります。

税制はややこしくて、素人には解りづらいのですが、きっと顧問税理士を雇えるような人には美味しい部分が有るのでしょう。


社保料月500円負担増&扶養控除縮小 少子化対策で“異次元の”負担増案続出に「児童手当いらない」寄せられる猛批判

記事では、税収が足らないのではなく、その使い道に問題があるとされています。


「社会保険料」や「消費税」など、国民一律に負担が増える増税ばかりが検討されていて、小泉政権以降の「新自由主義」政策で所得については格差が増大しているのに、「所得税」に踏み込まないというのも不思議でなりません。


生活扶助額が、年額226.8万円(平成28年度 東京都母子家庭(30歳、4歳、2歳)児童養育加算、母子加算、冬季加算を含む)を考えて、年収300万円以上の世帯の累進制を再考しては如何だろう。330万円以上からでも良い。(ここから所得税率が20%になっているから)

課税される所得金額          税率       控除額
1,000円 から 1,949,000円まで      5%          0円
1,950,000円 から 3,299,000円まで   10%      97,500円
3,300,000円 から 6,949,000円まで   20%      427,500円
6,950,000円 から 8,999,000円まで   23%      636,000円
9,000,000円 から 17,999,000円まで   33%      1,536,000円
18,000,000円 から 39,999,000円まで  40%     2,796,000円
40,000,000円 以上            45%      4,796,000円
     「累進課税|対象となるのはどの税金?税率や計算方法は?」より
       


ここで、素人考えで「てこ入れ」できそうなのが900万から1800万円の33%でしょう。

195~900万の間は、135万、365万、205万円の間隔で税率が指定されているのに、税率33%の範囲が900万円とやたら広い。
35%の区分を作ったら税収に繋がるのではないか。
さらに40%の範囲は2200万円もある。
この間も2~3区分を増やせば、税収増に貢献できると思う。


所得税は「禁断の領域」なのでしょうか。
「異次元」とは他国の常識という次元とは違うという意味なのでしょうか。

国の政策である新自由主義でもうけさせて貰った人は、もう少し負担しても良いのではないか。
トリクルダウンは起きないのだから。

 


中村天風

2023年05月22日 18時28分51秒 | 本を読みました

松本幸夫氏の『 運命を拓く×心を磨く 中村天風 』という本を読みました。


中村天風という人を全く知らなかったのですが、何処かであの大谷翔平選手の愛読書のようなことが書かれていたので、試しに読んでみました。(ミーハーな私です)


内容は、

第一章 天性の魅力
第二章 死病との闘い
第三章 身体と心の関係
第四章 人生を定める想い
第五章 天風となった日
第六章 天風哲学の真髄
第七章 積極的人生の展開


大谷選手の活躍で注目を集めた花巻東高校時代の『目標達成シート』に、「メンタル」や「人間性」「運」などという記載がありました。

メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手は、その投球や打撃・走塁技術が高く評価されていますが、何よりその人間性に国籍を問わず多くの人が魅力を感じていると思います。


メジャーリーグでの二刀流挑戦と共に誰にでも愛される人間性、そして何より厳しい実力だけがものをいう世界の中で、誰よりも楽しそうにプレーしている姿。
それらが形成される上で少なからず影響があったと思わせる内容の本でした。

 


ゼレンスキー大統領来日

2023年05月21日 08時18分12秒 | テレビを見ました


ゼレンスキー大統領が来日しました。


来日の目的は「武器調達の直接交渉」でしょうか。

その顔が怖かった。

コメディアン出身ということしか知らなかったので、画像を検索してみました。

コメディアン時代

映画「国民の僕」出演

大統領就任

そして現在

 

侵略を受けている国の代表という立場は、こうも顔を変えてしまうのか。


「顔」は先天的に遺伝子によって決まるものだが、「顔つき」は生活環境が生み出す後天的なものといえます。


たった四年間での変貌ぶりは、置かれた立場の厳しさを現しているのでしょう。


戦争が一刻も早く終息することを願うばかりです。