退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

微分・積分

2023年09月29日 07時31分08秒 | 本を読みました

たくみ氏の『 難しい数式はまったくわかりませんが、微分/積分 を教えてください! 』という本を読みました。


内容は、
 序 章 微分積分が60分で感動的にわかる4つのステップ
 第1章 微分とは何か?
 第2章 積分とは何か?
 

前回読んだ本で、高校時代から続く『微分・積分』の???マークを少しでも解消する為に、兎に角解りやすそうなものを選んで読んでみました。


私同様、全くの微積音痴のエリさんと著者のたくみ先生のやりとり(授業)で進んでいくユニークな内容でした。

お陰様で、ほんの少し前進した気分です。


今回、初めて『教育系YouTuber』なる職業が有ると云うことを知りました。 

そして、たくみ氏がその世界の第一線で活躍されていることを知り、現在の学生たちを取り巻く教育環境の変貌ぶりに、唯々驚かされました。


「微分・積分」という未知(学生時代サボっただけですが)の世界を覗こうとして、予想もしなかった別世界の淵に立たされたことに、小さな感動を覚えてしまいました。


いじめ防止対策推進法

2023年09月28日 07時07分12秒 | テレビを見ました

NHKの番組『クローズアップ現代』を見ました。

テーマは「“命の法律”が守られない 岐路に立ついじめ対策」です。

今月28日に施行から10年の節目を迎える「いじめ防止対策推進法」が、機能しているかをレポートしたものでした。


特に印象に残ったのは、話し合いの場で(いじめた側)のある父親が、自殺未遂で足を怪我した子(被害者)に対して、「飛び降りたのは自分の意思だろう」と発言をしたことです。
これは、いじめとされる事案を共に考えていこうとするのではなく、責任の追及の場となっていることが原因と思えます。


対象者が集団の中で少数派(弱者)で有ることを考えると、車と歩行者の事故のように、たとえ歩行者に落ち度があったとしても車側に前方不注意という責任が課せられることを考えれば、この父親の発言は相手の立場を全く理解していないものと云えます。

責任ではなく原因を突き詰めたい。

この法律が現場に対するもので、学校と教育委員会と行政が周知するように求められていますが、一般家庭がこのことを知らねば意味がないと思う。

教育は学校と社会と家庭で行われるものだからです。


自分の経験では、初動対応の悪さと、第三者という立場に立ちたがる教員の意識と、学校は当事者であるとみている被害者側の意識との乖離が、双方の関係をこじらせ問題解決を遅らせる気がします。


国は教員の負担軽減を声高に叫んでいますが、予算面での裏付けがなく絵に描いた餅になっている部分も多いです。
今回の「スクールロイヤー」や部活負担軽減のための「外部指導者」などもその例に挙げられそうです。
(番組ではスクールロイヤーという法律の専門家が客観的立場で学校職員にアドバイスすることで効果を上げている沖縄の例が挙げられています。)


ここで、自殺者の人数と年代別の割合について調べてみました。
2018年度 自殺者総数 と  10万人当たりの人数
  10~19歳  599       5.3
  20~29歳 2154       17.2
  30~39歳 2596            17.8
  40~49歳 3498                      18.6
  50~59歳 3575                      22.3
  60~69歳 3078                      18.1
  70~79歳 2998                      19.8
  80歳以上 2290                      20.7
  年齢不詳        52         
  総数    20840                      16.5    


10代の自殺者の割合が少ないことに安堵しましたが、逆にそれ以外の年代でかくも多くの人が自死を選択していることにショックを受けました。


日本はいつからこんなに住みにくい国になったのでしょう。

そして、このことについて国は真剣に取り組んでいるのでしょうか。


何兆円も使って敵国攻撃能力を整備すると云っていますが、本当の敵国は『JAPAN』なんて洒落になりません。


色々考えさせられる番組でした。
 


数学の世界

2023年09月27日 11時14分44秒 | 本を読みました

矢沢サイエンスオフィスの『 【図解】数学の世界 』という本を読みました。


内容は、
 パート1 まず幾何学から始めよ
 パート2 「数」って何?
 パート3 「微分」と「積分」はイロハのイ
 パート4 数学への近道
 パート5 「確率と統計」があなたをだます
 

未知の世界を覗き込むことは大変ワクワクするもので、意気込んで頁を捲ったのですが、早々に返り討ちに遭ってしまいました。

相変わらず『微分・積分』は???で、イロハのイの字のノの手前です。

 

そんな中、楽しく読ませてもらったのが、最終章にある「統計の真実と虚偽」。

特に、イギリスのベンジャミン・ディズレーリが言ったという

『世の中には3つのウソがある。タダのウソとたちの悪いウソ、それに統計と称するウソである』

が興味深い。

 

ダレル・ハフの『統計でウソをつく法』という本も読んでみようと思いました。


イジメに対する社会の対応

2023年09月23日 08時59分00秒 | ニュースより

素通りできないニュースがありました。


中学生をいじめ容疑で授業中に逮捕 マクロン政権のいじめ対策が波紋


イジメによる悲劇の報道はよく目にするが、加害者側に対する社会の取った対応について深く語られることは少ない。

行為の結果に思考が及ばない年齢の者が起こしたこととはいえ、犯罪であるイジメに対し社会がどう対したかを知らしめることは、加害者の更生カリキュラムの構築とそれに対する理解を高める上で重要なことだと思う。

勿論犯罪抑止にも・・・。

教室での逮捕という行為がベストとは思わないが、加害者ではなく被害者でもない第三者の行動が「傍観」から抜け出すための一石になることは期待できる気がする。