時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

2010年12月01日 | Bloomingtonにて
今年は秋がずいぶん暖かく、気温が零下になる日があまりありませんでした。昨日からようやく寒くなって今朝は雪。といっても、日の最高気温が-1℃ほどなので、これでもまだ例年のこのころに比べれば暖か。娘は近くの公園へ。去年の雪は覚えてないでしょうから、初めて見たような気がしてるのかも。大喜び。去年買ったスキーウェアが、もうほぼぴったりのサイズ。

先週末はちょっとした身体のトラブルがありました。まず娘。朝起きてきてちょっとぐったり、食欲旺盛な彼女が、朝ごはんをちょっと食べただけで、もう要らないと言う。さらに熱っぽい。その日は一日おとなし目。しかも夕方気づくと下痢。でも、その後はわりとすぐに熱も引き、次の日にはほとんど回復。そしてその次の日から今度はワタクシ。朝起きたらおなかが痛い。ご飯が食べられる状況ではなく。ちょっと寝る。その後、すぐ食欲も戻り、普通の生活、ただし腹痛はもう1日続いて、すっと引きました。その他の症状なし。

あとから聞いた話では、消化器官に悪さをするウイルス性の病気が流行っているのだそうです。去年もそういうのがあったような。で、去年も娘からもらったような。子供と暮らすようになってから、病気をもらいやすくなりました。娘にこのウイルスをくれた1歳のお子さんのいるご家庭は、全員が順番にこの病気にやられ、吐いたりなんだりで感謝祭休みが潰れてしまったそうです。うちの子は、父親に似て、感染症系の病気には強いもよう。

感謝祭が終わると

2010年11月29日 | Bloomingtonにて
木曜日の感謝祭が過ぎると、もうすぐに街はクリスマス態勢。Bloomingtonももちろんそうで、この日はダウンタウンで街のライトアップが開始、そのセレモニーがあります。今年は子供も連れて家族で繰り出しました。

写真は、ダウンタウンの中心にある元裁判所の建物の中の飾りつけ。この建物は、Bloomingtonではそれなりに歴史があり、かつ建造物としての芸術性もそれなりにある。寒いこともあって多くの人が訪れていました。この時間、ふだんはもう閉まっていますが、この日はこのイベントのために公開。写真に写ってるのは吹き抜けの3階ですが、装飾はこれだけではなくて、この吹き抜け部分に大きなクリスマスツリーが立てられていて、電飾もきれい。娘が驚いて見上げる様を見て、こりゃあ連れて来てよかったと。

(↓ つづく)

早くもサンタ登場

2010年11月29日 | Bloomingtonにて
暗くなり出した5時30分ごろから、ダウンタウンの道路を封鎖して作ったスペースの特設ステージで、ブラスバンドが演奏開始。カウントダウン~イルミネーション点灯が見たいという嫁さんの希望で、ステージ前で待つことに。じょじょに人が集まってきて、さらに6時30ごろには、ステージ前の道路は人でいっぱい。コーヒー店やチョコレート屋が、宣伝のためのサンプルを配って回ったり、楽しい雰囲気。

そうしているとステージに、司会のおじさんと、ピエロに扮したおばさんが出てきて、会場を盛り上げ、さあカウントダウン! と思ったら空振りで電気はつかず(もちろん仕込み。去年も同じ演出だったそうです)、「サンタさんを呼びましょう」と歌を歌うと、出ましたサンタ。お約束の「Ho Ho Ho~」を言いながら登場。というわけで、感謝祭が明けたすぐ次の日から、いきなり年末~クリスマスモード全開。

(↓ つづく)

で、点灯

2010年11月29日 | Bloomingtonにて
サンタが来て、Jingle Bellとか、赤鼻のトナカイとか、定番のクリスマスソングを大合唱。引っ張りに引っ張った末、やっと7時15分ごろ、ホントのカウントダウン。元裁判所を中心とした、ダウンタウンの中心部に、電飾が点灯。直後にみんな三三五五、どこかへと消えていきました。

電飾は、写真のとおり裁判所のタワーから、四方八方に。建物の縁に。それから周辺の木々に。世界ではいろいろなことが起きてるのに、こんなに浮かれてていいのか。。。 この電飾、たぶんクリスマスまで続くのだと思います。

(この記事おしまい)

When Black Friday Comes...

2010年11月27日 | Bloomingtonにて
Thanksgivingは木曜日で、その日は大学も、店もすべて閉まり、みんな家で家族とごちそうを食べて過ごす、というのが恒例なワケですが、あくる日の金曜日は朝早くから大セールをするのも恒例。

その日を前にした今週の月曜、AmazonとかTargetとかのオンラインショップから、「Black Fridayの大値引き情報」というメールが。これを見て不思議に思いました。Steely DanにBlack Fridayという曲があるのですが、彼らが感謝祭後の大セールを歌うとはとても思えません。実際「Black Friday(大恐慌)が来たら、ビルから飛び降りるやつらを受け止めてやる」とか、非常に景気の悪い歌詞なのですが。

で、英語の辞書をみると、やっぱり不幸な事件が起きる金曜日のことを言うらしい。ところがその日、英語の授業で嫁さんがちょうどやはりBlack Fridayについて習い、先生のSandyは大セールの金曜日のことだと言ったとのこと。それまでの赤字を一気に黒にする、一年一度の書き入れ時、ということで。このコトバのインパクトの強さを生かし、意味だけいいほうに反転させたという経緯でもあったのでしょうか。。。

ここまで、たいてい週明けの宿題もあってそんなものを楽しむ気分にはならなかったんですが、アメリカ生活も最後になりそうなので、ちょっとそのノリに参加してみることに。今朝もいつものとおり、娘がさいしょに起きて動き出したのを合図に、すぐに着替えて、近くのWalmartに行ってみることに。昨晩から気温がぐっと下がって、今朝は-4℃ほど。自動車が氷でびっしり覆われてしまって出かけるのに一苦労。

朝8時ごろに行ったのですが駐車場は7割ほど埋まり、店内も人でいっぱい。でも、買い物の結果は空振り。いくらかの目玉商品があるにはあるけど、何でもかんでもみんな安くなるわけではないようです。この時とばかり、財布の紐を緩めて、必要もない売れ残りまで買うことはなさそう。ということで、何も買わずにすぐ退散。写真のレストランで朝食をとって帰りました。

ここは家のすぐ近くにある、Croverleafという店。嫁さんが「前を通ると常に混んでいる」と言うので、行ってみて気に入り、今朝もここ。出すのは典型的なアメリカの朝食、内容は、だいたいマクドナルドの朝メニューのようなもの(あんなにちゃちではないけど)。Denny'sでも食べられますが(日本のDenny'sとはメニューがまったくちがう)、この店のほうが出し方が小奇麗じゃないというか、ともかく、大衆食堂。客も典型的中西部のアメリカ庶民。セールに繰り出した人が来たのか、朝から大混雑で、軽く50近くありそうなテーブル(200席?)は全て埋まってました。嫁さんがメキシカンオムレツのセット、私がパンケーキとベーコン。それぞれ飲み物つき。娘は、私が注文した牛乳飲んで、嫁さんセットのハッシュドポテトだけひたすら食べて大満足。コーヒーはただのお湯みたいに薄ーい、典型的アメリカン、これがアメリカ庶民の味でしょうか。そんなわけで、最初で最後のBlack Fridayは終わりました。

郵便取り扱い中止

2010年11月25日 | Bloomingtonにて
今日から今週末まで大学はお休み。日本に出したい郵便があったので、雨だったし、引っ越してダウンタウンの郵便局は遠くなったけど、郵便局も明日は全休なので行って来ました。ところで先日、嫁さんが、アメリカへの個人の郵便が一部(1ポンド、約450g以下ならOK)をのぞいてしばらく出せなくなる、という情報をたまたま見つけました。爆発物が送られようとする事例がいくつか立て続けにあったとかで、日本からの郵便物にそれがあったわけではないのですが、しばらく検査を強化するので、受付荷物を減らさないと航空便の運行が滞ってしまう、そこで全ての国からの郵便の受付を停止、ということだそうです。また、受付中止は航空便だけで、船便はOK。商用の荷物も受付。

もちろん、安全が最重要なのでこれは仕方ありませんが、年末にむけて祖国に頼みたいものがある人も多いことでしょう。通常に戻るのは少なくとも数ヶ月先でしょうから、みんな参った、と思っているのでは。といっても、我々の親が知らなかっただけでなく、受付中止前に駆け込みで少しモノを送ってくれようとした義母が近くの郵便局に行ったところ、局員も知らなかったとの話でした。どうやら、あまり大きく報道されたわけではないようで。駆け込み需要の集中を避けたかったのでしょうか。

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写真は、昨日の記事に書いたインディアナポリス動物園のDesert館で撮りました。ここは種々の鳥が放し飼いで、建物の中を飛び回ってます。他の動物についても、完全にオリで閉じ込められているわけではなく、写真のトカゲも、この直前には通路を歩いていて、娘が触りたそうにすぐ近くにいたところを、職員がこの岩の上に戻したばかり。


太く短いお付き合い

2010年10月22日 | Bloomingtonにて
今日はちょっと悲しい日でした。引っ越して以来、とても仲良くしてくれた一家が、お父さんの新しい仕事のため引っ越していきました。1ヶ月ほど前、急に転職が決まり、会社から急かされたようで、今朝、慌しくシンシナティへ。

このお宅はうちの裏庭を出たところにあり(あちらからも裏庭)、お父さんはアメリカ人、お母さんはスロバキア人。最初、お母さんのマリアさんが声をかけてくれて、嫁さん&娘とずいぶん仲良くしてくれました。ケーキやスコーンを持ってきてくれて、こちらからはから揚げやら、ふかしたサツマイモやらを持っていったり。3人のお子さんがいるので、うちの娘も含めて、いっしょに遊ばせて、お母さん二人は話し込むという機会もしばしば。マリアさんはスロバキアで英語学を学んで英語教師をやっていたそうで、アメリカにももう6年いることもあって英語がたいへん上手でした。

(から揚げを持っていったときにマリアさんが驚いたのが付け合せのキャベツの千切り。「どうやってあんなに細くするの!?」と。秘密は日本から持ってきた、古~い下ろし金&スライサー。嫁さんがこんなものでよければ、というと、ぜひ、とのことで、差し上げました。)

一番下のテレシカがウチの娘と歳が近くて、お互い気になるらしく、いつもものの取り合いをしては両方とも泣く。真ん中のレベッカは娘が気に入ってくれて、とても優しくしてくれました。お兄さんのトミーは4歳までスロバキアで育った(コシツェという都市だそうです)、天文学者になりたい、妹の面倒見がとてもよく、礼儀正しい、ちょっとびっくりするくらいよくできた男の子。トミーと初めて話したとき、彼に聞かれたのは忍者のこと。日本に興味があるようで、私にもなんだか興味を持ってくれて、バスケットをいっしょにやったり、ギターを弾いて見せたり。写真は一昨日、夕暮れ時で寒かったので二人でクロスステップを踏んでいるようす。

このままご近所さんでいられたら、娘はテレシカと本当に仲良しになれたと思うのですが、残念ながら、二人とも小さすぎて覚えていられないでしょう。昨日は引越し荷物を出す日だったので、ウチが簡単に昼食を用意して、みんな初めて床に座って食事。今朝、出発前にもう一度みんなでお別れを言いに来てくれました。私はトミーにハグさせてもらって、「大きくなって日本に来る気になったら、絶対連絡して」と言いました。まだ10歳の彼は、新しい世界でいろいろ見て、変わっていくでしょうから、まだ私やら日本に興味を持ち続けてくれるものか、わかりませんが、私としては彼がどう育っていくのか、楽しみにしたいと思っています。

短いお付き合いでしたが、めったにめぐり合えないだろうと思われるすばらしいご近所さんでした。お父さんにとっていい転職だったようで、おめでたいことですが、わが家にとっては残念。Bloomingtonに住んで6年目、去る人を見送ることが多くなりました。つぎは、自分たちの居場所を作って、去っていく番にしないといけません。

柿の季節

2010年10月08日 | Bloomingtonにて
先週末の土曜日、Farmers' Marketに行ったら、柿を売っている農家がありました。写真のとおり、一ハコ$1.50(120~130円)。日本のより小さくて、色もきれいじゃなくて、くたくた。熟して落ちそうなのを取るようです。じゃなきゃたぶん渋くてどうしようもないのだと思います。

以前にも記事にしましたが、今住んでいるところの住所がSouth Persimmon Tree Circle。柿の木があるのかというと、近くの公園にありました。とっても高ーーーい木の上のほうに実がなっていて、だーれも取らないので熟して地面に落ちて潰れているのがいっぱい。たまにきれいなままのものがあるのでちょっとなめて見ましたが、まあ柿の味はします。ただし、じゅくじゅく。

それほど美味しいものでもないので、日本のように切ってそのまま食べるなどということはなく、たとえばパン生地に練りこんだりするんだそうです。パイを作る人も、ないでもない、というくらい。あまり人気のある果物ではなさそうでした。

Cobbler 5代目

2010年10月06日 | Bloomingtonにて
日本で7年前に勝った靴、あまり履かなかったのでまだ健在。少しずつ着るものもシフトして、歳もとり、前よりしっくりくる感じがして、最近よく履くようになりました。ただ、靴底が剥がれてきてパタパタ。でも、上はまだきれいだしから捨てるのはもったいない。かなり高かったし。

ダウンタウンのバスルート沿いに、「Shoe Repair」という看板を出している店があるのは知っていたので、今日、学校帰りに寄ってみました。すると、「15ドル、10分くらい待てるならすぐやるよ」とのことなので依頼。靴底を貼り直して、すこし縫ってくれたようです。

修理を待つあいだ座っていた店内の椅子の横に、地元の情報誌。この店、Joseph's Shoe Repairの記事がありました。写真奥に頭が見える、まだ若いScottさんが5代目のオーナー。1代目がケンタッキーで商売をはじめ、オハイオ、ジョージアと移り住み、先代のときBloomingtonに移住。Scottさんは16歳から店の仕事を手伝って、7年前、お父さんが亡くなったあと商売を継承。帽子、コート、スーツケースなども修理するし、じっさいに依頼がある、不況のせいもあってか依頼が減ることはなく、商売は順調だそうです。(ついでにこの記事で、靴の修繕屋をCobblerというのだと知りました。)

Scottさんは小さいころ、成績が悪いと罰として店の仕事を手伝わされ、それで自然に腕が上がったそう。5歳の息子さんがいるそうで、帰り際、「記事面白いですね。息子さんにも同じように罰として手伝わせますか?」とたずねました。即座に首を横に振り、「いや、やらないよ。あれはイヤだったから」との返事でした。

Street Live: Lotus Festival 6

2010年10月05日 | Bloomingtonにて
パレードは土曜日のフェスティバルの終わりを告げるのではなく、まだあちこちのコンサート会場でライブは続くのでした。知り合いのブラジル人がお嬢さん(中学生)を連れて来ていましたが、彼らも「夜はこれから」のようでした。われわれはチケットも買わなかったし、そもそも娘がもう限界なので、ここでおしまい。

で、ダウンタウンをぶらぶらと戻っていくと、写真のようなストリートライブが。おそらくインディアナ大学の音楽学部の学生でしょう。Sax、Dr.、Bassのトリオ。レベルの高い演奏でした。

それでも家に着いたのは10時半ごろ。いつもは9時には寝てしまう娘は、(昼間にもう一つイベントをこなしたこともあって)帰りの車の中で完全にダウン。でも、彼女が機嫌よく最後までつきあってくれたおかげで、親はめずらしく夜遊びができて、それはもう楽しい一日が過ごせました。