写真は、今学期Diane Kewley Port先生のS319/519という授業で使っているもので、CPSといいます。もちろんCycle per Secondではありません。でも、じゃあ何の頭文字語なのかというと、わかりません。E Instructionという会社が作って売っているものだそうで、Bookstoreで買いました。$30弱。大きさは携帯電話ほど。でももっと軽い。
いろいろボタンがありますが、これで入力をして、データを送信します。どこへか、というと、先生が使用している教室のコンピュータにです。先生は教室のPCに、このCPS専用の受信機を取り付けて、学生が送る信号を受信します。具体的に何を送るかというと、まず「今日授業に出席しています」という信号。その上で、授業の中でときどき出されるクイズの答えも送ります。そうすると、誰がどの問題にどの答えを選んだか、自動で記録されるようになっている。教室全体の正答・誤答数の集計もすぐできて、プログラムを使ってスクリーン上に表示できる。
実際これで、現在習っている三角関数の基本のおさらいの問題に答えたりしています。これをそれぞれの学生が教室で使用するためには写真のちいさなガジェットだけではだめで、そのときそのときの授業の登録コードをこれまたBookstoreで購入します。で、登録のための番号をもらって、インターネット上で登録する。そうしてはじめて教室でこのガジェットが先生のPCと交信できるようになる。これが別売$8ほど。合計$36ほどの出費でした。
このCPSを大学で教育を受けている限り保持していて、授業に出るたびに登録費を払ってこれを使用する、というシステム。彼らのWebsiteを見る限りけっこうの数の大学の授業で使用されているらしい。でも先生が毎回このCPSを使った祥テストを用意するのはかなりの手間です。大学にいるうちにこれを再び使うことになるのか、はなはだ疑問です。それでも登録している20人ほどの学生から$35強せしめたんですから、作った会社はうまくやったものです。
自分が解答を送ると自分の番号(私はこの授業ではつねに8番)の色が変わって、「答えを受信しました」ということが表示されるし、使っている側としてはまあまあ面白い。でも、こんなおもちゃ、どうしても必要かなあ・・・ という気もします。日本の大学でもこれ、または同様のものを使っているところがあるのでしょうか。
Diane先生は音声科学のための物理・数学教育の大ベテランですが、このガジェットは今学期初導入。テキストもCD-ROMで、音声・動画つき。いまだに新しいものに挑戦する意欲満々。教育熱心だし、頭が下がります。久しぶりに対数とか指数関数とかおさらいして、グラフ描いたり。50分授業を週3回で、高校みたい。でも最終的にはフーリエ変換とか、ベルヌーイ現象だとか、音声の音響・空気力学の分析の基礎になる数学を一通り押さえましょう、という内容になるらしく、どこまでついていけるものか。きちんと組み立てられた内容のようなので何とかついていって壁を越えたいと思っています。内容にご興味のある方は以下の授業Webページをごらん下さい。
http://www.indiana.edu/%7Eacoustic/s319/s319home.html
なお、S319/519という名称はなんなのかというと、基本的にこの授業はSpeech and Hearing Sciences学科の学部生用の授業(S319)なのです。でも、もうちょっとさらに課題をこなすことによって大学院生の単位としても扱ってくれる(S519)。ちなみに今回、私が唯一の大学院生。驚いたことに他はすべて女性です。でもDiane先生が出張中に代講をしてくれたジェヒ(韓国の女性)によると、「Speech and Hearingの学生はほとんどが女性。あなたにとってはショックだったかもしれないけど、教室に男がたった一人、というような状況は彼女たちにとっては慣れっこだよ」とのことです。
いろいろボタンがありますが、これで入力をして、データを送信します。どこへか、というと、先生が使用している教室のコンピュータにです。先生は教室のPCに、このCPS専用の受信機を取り付けて、学生が送る信号を受信します。具体的に何を送るかというと、まず「今日授業に出席しています」という信号。その上で、授業の中でときどき出されるクイズの答えも送ります。そうすると、誰がどの問題にどの答えを選んだか、自動で記録されるようになっている。教室全体の正答・誤答数の集計もすぐできて、プログラムを使ってスクリーン上に表示できる。
実際これで、現在習っている三角関数の基本のおさらいの問題に答えたりしています。これをそれぞれの学生が教室で使用するためには写真のちいさなガジェットだけではだめで、そのときそのときの授業の登録コードをこれまたBookstoreで購入します。で、登録のための番号をもらって、インターネット上で登録する。そうしてはじめて教室でこのガジェットが先生のPCと交信できるようになる。これが別売$8ほど。合計$36ほどの出費でした。
このCPSを大学で教育を受けている限り保持していて、授業に出るたびに登録費を払ってこれを使用する、というシステム。彼らのWebsiteを見る限りけっこうの数の大学の授業で使用されているらしい。でも先生が毎回このCPSを使った祥テストを用意するのはかなりの手間です。大学にいるうちにこれを再び使うことになるのか、はなはだ疑問です。それでも登録している20人ほどの学生から$35強せしめたんですから、作った会社はうまくやったものです。
自分が解答を送ると自分の番号(私はこの授業ではつねに8番)の色が変わって、「答えを受信しました」ということが表示されるし、使っている側としてはまあまあ面白い。でも、こんなおもちゃ、どうしても必要かなあ・・・ という気もします。日本の大学でもこれ、または同様のものを使っているところがあるのでしょうか。
Diane先生は音声科学のための物理・数学教育の大ベテランですが、このガジェットは今学期初導入。テキストもCD-ROMで、音声・動画つき。いまだに新しいものに挑戦する意欲満々。教育熱心だし、頭が下がります。久しぶりに対数とか指数関数とかおさらいして、グラフ描いたり。50分授業を週3回で、高校みたい。でも最終的にはフーリエ変換とか、ベルヌーイ現象だとか、音声の音響・空気力学の分析の基礎になる数学を一通り押さえましょう、という内容になるらしく、どこまでついていけるものか。きちんと組み立てられた内容のようなので何とかついていって壁を越えたいと思っています。内容にご興味のある方は以下の授業Webページをごらん下さい。
http://www.indiana.edu/%7Eacoustic/s319/s319home.html
なお、S319/519という名称はなんなのかというと、基本的にこの授業はSpeech and Hearing Sciences学科の学部生用の授業(S319)なのです。でも、もうちょっとさらに課題をこなすことによって大学院生の単位としても扱ってくれる(S519)。ちなみに今回、私が唯一の大学院生。驚いたことに他はすべて女性です。でもDiane先生が出張中に代講をしてくれたジェヒ(韓国の女性)によると、「Speech and Hearingの学生はほとんどが女性。あなたにとってはショックだったかもしれないけど、教室に男がたった一人、というような状況は彼女たちにとっては慣れっこだよ」とのことです。