時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

突然復活 ~Helsinkiから

2009年05月28日 | 旅行記
ずーっと放置してたんですが、突然復活。まあ、どのみちどうでもいいブログですが。

書けなかった理由はいろいろありますが、何より、学業の進行が思わしくなかった。もっと早くPh.D candidateになってなきゃいけなかったんですが、半年遅かった気がします。その間、いろいろありましたが、その一つが、博士論文とは別に始めたプロジェクト。昨年の秋学期は最初はアメリカで集まるだけにする予定でしたが、フィンランド人のPäiviö先生に進められ、現地で実験をやることにしました。ということで昨日からフィンランドはヘルシンキに来ています。

旅行費用の一部は、フィンランディア財団、というところからちょっと補助がもらえました。滞在費を安上がりにしようと、Päiviö先生が手を回してくれて、今は市のかなり中心地にあるフラットの一部屋を格安で間借りさせてもらっています。写真が建物の外観。他はなんと若い女性ばかり4人。ちょっと緊張するなー、と思ってたけど、来てみると、そもそもみんな家にいない。彼の家に泊まりに行くとか、仕事とかなんとかで、夜までいない。時差ぼけで寝られないでぐたっとしてたら、朝の3時ごろ帰ってきて、クスクス笑いながらしゃべって、こっちが仕事に行くころには寝てる、とか。行動が若い。

それから、メールで情報を交換していたときから分かっていたとおりみんな英語が上手! 留学経験はなくても、ここで高等教育を受けていればあのレベルになるんだそうだけど、フィンランド語も日本語同様、かなり英語とは構造が違うのに、どうして日本人とはこんなに違うのか。実験に来てくれるヘルシンキ大の学生もみんな上手。こっちがフィンランド語が話せなくてもまったく問題なし。今日、学校の食堂で案内してくれた男の学生はちょっと下手だったけど、近くのスーパーでも、話せる人がいるほど。

実験も、ヘルシンキ大のSpeech Science学科にお世話いただいて、順調に進行中。たくさんの人にサポート・協力してもらって、好きなことができて、果報者です。しかも、ふだんこの部屋を使っているMaijaさんのTVで、チャンピオンズリーグ決勝生中継を観戦。なんとバルサも勝ち。正直、マンチェスターのほうが強いと思ってました。実はコンディション悪かったかな? バルサの勝因は、イニエスタが間に合ったこと。彼、本当に上手いんですね。マンチェスターさえ切り裂くとは。私ならバロンドールは彼です。