先日の夜、嫁さんが娘をベッドで寝かせようとしていると、彼女は突っ伏して(お決まりの体勢)しくしく泣き出したそうです。わけを尋ねると「かえで、おかあさんがブタさんになっちゃったら、さみしい」と答えたと。
いったい何の話かというと、アニメ映画『千と千尋の神隠し』が元。やおよろずの神の住む異界に迷い込んだ主人公の家族が、神様の食事を出す食堂街に紛れ込み、それを食べる禁を犯した両親がブタに変えられてしまうというくだりの影響のようです。
ここBloomingtonの図書館にも多少日本のアニメ映画のDVDがあって、しばしば借りて観ています。かなり古い『龍の子太郎』なんてのもありましたが、よく観たのはジブリ作品。有名で翻訳もあるので、図書館が所蔵していて手に入るから。幸い日本語音声もあるし、そもそもアメリカのアニメより日本のものの方がずっと内容がいい。
以前も書きましたが、娘は現実と物語等の架空の世界との区別がまだ曖昧。とくに寝る直前、眠さで頭がボーっとしてきたときなどにその傾向が増すようです。自分にもなんとなく覚えがありますが、そんなふうに、認識がいわば此岸と彼岸の境界あたりを漂っているとき「おかあさんはブタになっちゃうかもしれない、どうしよう」と思っちゃったりもするのでしょう。嫁さんは「おかあさんは神様のごはんを食べないからブタにはならないよ」と言い聞かせたそうです。
同じ図書館で借りた Have you seen my duckling? という絵本(上の画像)を読んだときも、はぐれた一羽のコガモを絵の中に見つけて、絵本の中のお母さんガモに「ここにいるよ~!」と大声で知らせてやろうとしました。彼女はまだ、われわれ親とはちょっと違う世界に住んでいるようです。
いったい何の話かというと、アニメ映画『千と千尋の神隠し』が元。やおよろずの神の住む異界に迷い込んだ主人公の家族が、神様の食事を出す食堂街に紛れ込み、それを食べる禁を犯した両親がブタに変えられてしまうというくだりの影響のようです。
ここBloomingtonの図書館にも多少日本のアニメ映画のDVDがあって、しばしば借りて観ています。かなり古い『龍の子太郎』なんてのもありましたが、よく観たのはジブリ作品。有名で翻訳もあるので、図書館が所蔵していて手に入るから。幸い日本語音声もあるし、そもそもアメリカのアニメより日本のものの方がずっと内容がいい。
以前も書きましたが、娘は現実と物語等の架空の世界との区別がまだ曖昧。とくに寝る直前、眠さで頭がボーっとしてきたときなどにその傾向が増すようです。自分にもなんとなく覚えがありますが、そんなふうに、認識がいわば此岸と彼岸の境界あたりを漂っているとき「おかあさんはブタになっちゃうかもしれない、どうしよう」と思っちゃったりもするのでしょう。嫁さんは「おかあさんは神様のごはんを食べないからブタにはならないよ」と言い聞かせたそうです。
同じ図書館で借りた Have you seen my duckling? という絵本(上の画像)を読んだときも、はぐれた一羽のコガモを絵の中に見つけて、絵本の中のお母さんガモに「ここにいるよ~!」と大声で知らせてやろうとしました。彼女はまだ、われわれ親とはちょっと違う世界に住んでいるようです。