下町のパンを食べてみませんか?

千住、緑町ゆうやけ通り下町のパン屋パレット

2006-07-31 02:48:47 | 千住の紹介

彼は考え続けています。
彼の町の夏のイベントの意義。
神戸の花火でおこった不幸な事故が再びありませんように。
神戸では将棋倒しの事故に巻き込まれた子供を助けた
男性がいたそうです。けれど、男性はその事故でご自分の
お子さんを亡くされました。
僕達はその男性に何を・・・
たぶん、何もできません。
今の僕達にできることは男性の優しさを忘れないことだけです。
花火見物の人達が帰宅時、北千住駅に一極集中化することを
避け、少しでも分散するために数箇所でイベントが開催されて
今年で4年目。
柳原のイベントではエイサーの人達が荒川土手まで
花火見物帰りの人達を迎えに行き、町まで誘導してきます。
エイサーは鎮魂、エイサーは念仏踊りでもあると聞きました。
友人はエイサーの人達に神戸の男性の話をしてから
彼らを土手に送り出しました。

最初は時間的な余裕が無く、人の手配がつかなかった「日暮里わしたショップ」さんの沖縄モノの販売。打ち合わせを重ねて、ついにイベント前日には店長さんが僕と同行してくれることになりました。
当日、僕がレンタカーで迎えに行くと店長以外にオーナーさんも参加してくれることになって感激しました。
当日はクバの葉のウチワも切り分けた石垣島のパイナップル
数百個も予想以上に早く完配。
おまけに友人が最後にお客様と演奏者の双方にお礼の挨拶を
したのですが、「最後に一曲お願いしますよ~」で・・・
最後どころか果てしなく続く感じの三線、歌声、太鼓の音や指笛とリズムが始ってしまったのです・・・・
観客は合いの手やら踊りの手振りを何度も教えられたので
その場の全員の手と手と手と手が
大海原の波のごとく、風に揺れるサトウキビ畑の葉のように
揺れる、揺れる、動き揺れた。時に大きくゆったりと、
リズムに合わせて小さく速く皆の手は揺れ動きました。
レンタカーの返却時間が近づいて僕は内心「イツ終わる?」を
考えましたが、直ぐにそれは無駄な事と理解して・・・
どうせなら楽しさを味わい尽くそう!!!
僕は少しだけ離れた場所にいましたが、車の返却時間延長を覚悟したとたんに僕の身体は揺れ始め、満面の笑みになったに違いないと思っています。
イベントが終わって踊りを挟んで東西にいた僕がお沖縄のお店に行くと販売の人が更に増えていました。売上はともかく、ここに来たお店の方々には沖縄をたっぷり楽しんでいただけたと僕は確信しています。

そして驚いたのは「縁」です。
以前「わしたショップ」に勤めていた女性が柳原の酒屋さんに嫁いでいるそうで、当日は「日暮里わした」の店長さんと酒屋のお嫁さんが友人に挨拶をしに来てくれたそうです。縁は不思議です!
僕が今年お手伝いしたうちの沖縄モノ販売に関しては
来年から酒屋さんにおまかせするつもりです。
それにより結びつきは強まり広がりも考えられますし、僕も他のことに
時間を使えて一石二鳥・・・ですよね。

年内、柳原ではもう一度エーサーが見られます。
昨年同様「柳原音楽祭」前夜祭に彼らは登場してくれるそうです。
冬こそペンシル・バルーンのハイビスカスを会場に咲かせたいです。
http://home.att.ne.jp/alpha/yanagihara/


2 コメント

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夢を追いかける気持ちは強みですね♪ (ジンナン)
2006-07-31 20:38:02
 大型のスーパーや、大きなショッピングモ



ールが主流になる世の中だけど、そこには心



のふれあいがありません。



個人経営店は、苦しい時勢だけども、そこに



はいつもの笑顔や、安らぎがあります。



そして、人と人、組織と組織の垣根を越え



て、連携し、スバらしいイベントを達成でき



るのが、営利を第一にせず、夢に生きる個人



商店店主ならびに、店員の強みだと思ってい



ます。



それでこそ、下町です、暖かさです。



花火のあがる夜空をみて思ったのは、自社の



成績を誇示するかのように上方に高くそびえ



たつショッピングモール群が、ずいぶんとき



れいな夜空を消しさりつつあること。



そこには、客さんと店員の心の交流はありま



せん。



個人商店は、そういう冷たさがないのが強み



だと思う



ゆうなれば、ミナルディーのように誰からも



愛され



その火が消えると同時にだれカラも寂しがら



れるような人懐っこさ。





出来合いのものを売るのではなく、創意工夫



をして、オリジナルやトレンドを作る、チー



ムロータスのような独創性。



このエイサーの成功は、個人商店店主の方々



の人情と、地元愛によってなされたものだと



思っております。



まだまだ、あなた方のような人がいる限り、



千住の夕暮れから、笑顔が消え去ることはな



いでしょう。



イベントお疲れ様でした、



そして、トナ様にも、パレットの暖かさへの



感謝を込めて☆
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ありがとうございます (kona)
2006-07-31 22:48:58
個人商店は大きな企業と比べて経営に対する厳しさが足りないのかも知れません。それでも生き残りながら地域にできる貢献を考えている人達もいます。地域での温もりを次の世代に伝えたいと思っている人達もいます。う~ん、残念ながら、そんな人達には経営音痴が多い感じがします。

ところで、友人は商店の減った通りを一度、人で溢れさせたいと言っていました。今回、宣伝不足にもかかわらず柳原の道路でのイベントではキャパがいっぱいいっぱいだと感じました。

あれ以上の人に楽しんでもらうには学校の校庭や公園を使わなければ無理かも知れないと思いました。花火の日の直前まで僕は沖縄やエーサーなどの単語で検索したHPに柳原のお知らせを書きまくりました。イベント会場が今年と同じならば来年は宣伝自粛をしなければ危険かも知れません。こんな贅沢な悩みを持てるなんて・・・思ってもみませんでした。感謝です。
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