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203mm自走りゅう弾砲も23年度まででした

2024年04月01日 | ミリタリー

今日は新年度が始まる4月1日ですが、
エイプリールフールネタではありません。

人気の74式戦車が23年度で退役でしたが、
他にも陸上自衛隊最大の火砲であった、
203mm自走りゅう弾砲も23年度で退役…
3月20日、第104特科大隊の廃止になり、
203mm自走りゅう弾砲も全車退役にになったそう。

155mmりゅう砲の砲弾の重さが約45kg、人力2人での装填に対し、
203mmりゅう砲の砲弾の重さは約90kg、機械での装填、
富士の総火演では迫力ある砲撃を披露してくれましたね。

砲撃時の駐鋤。

移動時の駐鋤は上げられています。

確か芸人さんのトッカグンの小野寺さんが、
自衛隊のころ、この203mm自走りゅう弾砲を扱われていたと思います。

前川原駐屯地内の道路に記されていた、
203mm砲弾の威力が及ぶ範囲?

砲弾をGPS誘導でピンポイントで当てられる現代。
高威力の砲弾で当たらなくとも被害を与えちゃえ〜
というのはもう過去のものかもしれません。
射程も155mmのFH70と同じですし、
203mm自走りゅう弾砲と同じくFH70も消えていく運命。
時代の流れなのでしょうが、
今も続くロシアのウクライナ侵略では、
最新兵器ではなく昔から使われる榴弾砲や迫撃砲が主流で、
より多く砲撃できた方が優勢に運べるみたいな状況になっています。
もし不幸にも有事となった場合、
海に囲まれ国土が狭い日本で、
ウクライナで起こっているような戦いにはならないとは思いますが、
火砲の定数を300門(迫撃砲は除く)にしちゃって大丈夫?
とちょっぴり気になっちゃいます。

さようなら203mm自走りゅう弾砲。


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2 コメント

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Unknown (ea18g)
2024-04-01 14:16:48
こんにちは。

203mm自走榴弾砲、イベントでは唯一マズルファイアがまともに撮れる火砲でした。

北千歳の公開では空砲射撃をしていましたが、こいつの音は特に強烈でした。

もう40年ものなので、流石に老朽化には耐えられないのでしょう。

火砲定数削減とは言っても、その一方で開発される、陸海空から射撃可能な、12式地対艦ミサイルベースのマルチプラットホーム巡航ミサイル。
公言はされていませんが、このミサイルが今後は火砲に代わって特科部隊の主力になっていきそうな気がします。
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Unknown (堀倫)
2024-04-01 15:49:12
ea18gさん、こんにちは。

北海道はこの203mmりゅう弾砲の空砲見られるんですね。
私はもっぱら155mmのFH70ばかりでした。
戦車砲は発砲炎短すぎてかなり難しいですよね。
音も強烈なんですね。
装軌車輌ですし古くなるとメンテも運用も大変そう。

火砲定数削減が決まったのはロシアのウクライナ侵略前で、
日本は陸続きではないので、
ウクライナで行われてるようなことにはならないと思うのですが、
もし日本本土が有事になったら…と思うと、
結局は旧式兵器が信頼性のある物になってしまいそうで…

差し当たっての脅威となってる島嶼防衛となると、
島内での戦い主力火砲は迫撃砲で、
島外からスタンド・オフミサイルでしょうね。
購入するトマホークも半数は古いタイプのブロック4みたいですし、
なおさら12式改と島嶼防衛用高速滑空弾に力を入れるのでしょうね。
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