ノリくんとふたりで東京ミッドタウンに行きました。お目当ては芝生広場・・・ではなく、サントリー美術館で開催中の 『逆境の絵師 久隅守景 親しきものへのまなざし』 です。
守景さん、お名前を知りませんでしたが、狩野探幽門下の四天王に数えられる程の方だったのですね。でも身内の不祥事が原因で探幽の元を離れたのだそうです。自分からなのか、破門されたのか・・・?
守景さんのことはあまり詳しくはわかっていないことが多いようですが、作品は見応えがありました。国宝である 《納涼屏風図》 だけでなく、生き物を描いたものが生き生きとしています。もちろん、夕顔の棚の下で農夫の一家が夕涼みをしているだけの絵・・・とっても微笑ましくて良かったです。うちも、こんな風にのんびりできたらいいな・・・と思ってしまいます。
“日々の慎ましい生活にこそ至福がある”って、いいですよね。
あと、いくつもの鍋をかぶった女性と、何も被っていない女性が描かれている、 《鍋冠祭図押絵貼屏風》、つい笑ってしまいます。
こちらの企画展、11月29日までです。
残念ながら、《納涼屏風図》の展示はすでに終了していますが、代わりに≪鷹狩図屏風≫が展示されているようです。そちらも、面白そうですよ。