今日のお話は、昨日の続きです。
国立西洋美術館へ行ったら、企画展を見た後に新館の奥の、版画素描展示室へ行くようにしています。
今回は 『内藤コレクション展 ゴシック写本の小宇宙 文字に棲まう絵、言葉を超えてゆく絵』 という展覧会をやっていましたよ。
まだ印刷の技術がなかった頃、手で羊皮紙に書き写したものの展覧会でした。
これまでも1枚2枚と目にしたことはありましたが、こんなに沢山、写本だけを見たのは初めてのことです。
何しろ書き写された文字が小さくてビッシリで、ビックリです。
結構余白があるのがちょっと戸惑う所ですが、そこに何とも興味深い絵や模様が加えられていたり。
色も鮮やかで、金が輝き・・・これはスゴイものを見てしまった・・・という感じです。
展示室の入り口の所で、写本の制作を再現している映像を見ることも出来ます。
もし、『ハプスブルク展』を見に行かれるようでしたら、こちらも是非、おススメです。