カテゴリーは「主人&親のこと」
今朝、主人は休みの日で、 私は起きる時間はそう変わらずとも
ゆったりした穏やかな気分の朝を迎えるはずでした。
「ちょっと 来て!」
叫ぶばあさんの声。
何事か! ばあさんが叫ぶとろくなことがない。
ばあさんが味噌汁を作ってくれていた。
あ~ 元気になってくれてまた 台所をする気になってくれてよかったのですが。
「こ これ入れたんや ちょっと味見してみ」
味見するまでもなく、私は事態が理解できました。
パパの焼酎の4リットルボトルがそこにある。
我が家は山へ水汲みに行くとき
焼酎ボトルで汲んでいる。
ばあさんは勘違いしたらしい。
ていうか だれやそんなところにボトルを置いたのは。
水汲み用はラベルをはがした 素ッピンボトル。
焼酎はラベルをはったままにしている。
しかし そんな理屈はばあさんに通じない。
パパよ、自分の飲むものは自分で管理して欲しいわ。
そこに通りがかったじいさん。
「あ~このボトルな、 テーブルの上におきっぱなしになっていたから
水や 思て そこにおいたんや(いつも水の置いてあるところ)」
「なんで じいさん そんなとこにおくんや!」とばあさん。
ちょっ ちょっと待ってよ そりゃじいさんは悪くないよ。
悪いのはおきっぱなしのパパや。
なんせ ばあさんはちょっとしたパニックやから なんでも手当たりしだい騒ぐ。
(騒ぐ元気が出てよかったんですがね)
ばあさんは気合を入れて 具沢山の味噌汁を作っていた。
「なんや 焼酎がこんなとこに
具をたくさん切っていれたのに 無駄になるんか。
作り直すのも・・ でも そんなの飲めない
アタリマエや 焼酎や どうすりゃいいんだ
なんで パパは焼酎おくんや」 と一瞬に思ったのだろう。
「もう ええ加減に あきらめなよ。ばあさん。 パパの脳天気行動。
私の管理不足か? 昨日寒いからと後から飲んでいた
パパのことまで知らんわ、 いっつもお尻 つきまわっているんとちゃう。
私は あきらめているのに。
なあ 年老いたばあさんが、水と焼酎の区別がつかなかったと
責める人は誰もいません。
そう 私が悪いんでしょ。 私が ばあさんより10分早く起きて
味噌汁をつくったら良かったのですよね。
そんなに 言うなら、もっと早いうちから 台所を分けようと
言ってたでしょう?! 朝から やめてほしいわ ばあさんも パパも」と
ばあさんの前では口には出しませんが。
イライラです。
「はい はい スミマセンね ごめんなさいね、今からパパに言ってくるから」
逆らうと これまた大騒動になりますからね。
そして まだ寝てる主人のところに行って
「せっかくのお休みですが、起きて謝罪してきてください。
そして私の すがすがしい朝を返してください。
朝から肩がこりましたけれど・・・」
大騒ぎのばあさんを尻目に、
せっかくの具が勿体ないから、ざるにあけて さっと水洗いして、
ポットのお湯をたっぷり入れて、作り直してもらいました。
(私は パパに苦情を言わなければならないので)
まだ 豆腐を入れる前でよかったわ。
今朝の味噌汁は ちょっとお腹にしみる味噌汁でした。
「ちゃんと あやまってきたで もう大丈夫や
おばあさん もう何も言うてないで」
あたりまえや ばあさんかて もうくどくど言う元気ないんとちゃいますか。