父がホームに入って、
設備的に家よりホームのほうが暮らしやすいと思う。
家に居てもホームに居ても食事とトイレ以外はベッドの上だから。
だったらホームの中は暖かいし、トイレと寝室の温度差もない。
家ではエアコン暖房をしていても、羽毛掛け布団に電気敷き毛布が必要だった
仕方ないよね
トイレに一番近い部屋、母屋の座敷。
今は孫のプレイルームとお昼寝部屋。
改めて写真を撮ってわかる、
北側は隣部屋との仕切りのふすま。
東と南は障子。
それも戸板に隙間が見える。なんといっても築60年以上ですから。
西側は床の間と押入れ。
トイレに近いといっても、障子を開け、廊下をまたいで縁側の戸をあけ
一旦、もろに外気に当たらなければトイレにいけない。
ベッドサイドにポータブルトイレも置いていましたが
行けるものなら普通の水洗トイレにいきたいだろう。
介護ベッドもないから、父はもう家に戻ることはない。
生活面はよくても、精神面ね、だから毎日ホームに行ってるよ。
母屋の昔、リビングだったところを改装してレッスン室に。
応接間だったところは 待合室に。
二階のかつて両親の居住区域の4部屋は
3部屋をレッスン室と待合にし、1部屋は物置兼私のミシン部屋に。
母屋を活用しているといえば、しているしから問題ないとしても
夫婦2人で2軒の家を維持するのもなんかしんどいな~。
私がいつになるかわからないけれど 音楽教室を閉じるときに考えればいいか。
だったら 母屋の座敷で寝ようかなと口に出してみたら
主人も娘も反対する。
主人と家庭内別居みたいになるから? いえいえそうじゃなくて
母屋の古い座敷の部分は、たぶん大きい地震がきたらぺしゃんこになるかも。
父が居たときも
「じいさまが死ぬのと大きい地震が来るのとどっちが先かな」
「死ぬほうが先だろう」なんて
親子の会話をしたものである。
一応奥の新宅は耐震補強はしてあるのです。
だから寝るなら今まで通り新宅でということ。
人生も折り返し地点をとっくに過ぎているので
上手な終い方を考えているけれど
どっちにしてもお金はいるわ。
娘に生命保険で残すから それで私が死んだらあとは
更地にして何でも使ってねと言い残しておこうか。
いつまでも元気とは限らない。
下手したら 私か主人かが 老々介護するはめになるかも。
なんだかんだと 考える時間の余裕が出てきて
取り越し苦労をしはじめた。
いかんいかん
なるようになるさ。