先日より、勝手口をうっかり開けたままにしていたら
侵入者が。
人が居てもずうずうしく入ってこようとする。
昨年は侵入者に居座られ出て行ってもらうのに苦労し
一昨年はもっとたいへんな目にあっている。
その日、
洗濯物のを縁側でたたんでいたら
台所から物音がする。
家に居るのは私ひとり。
台所へ見にいたっら
一目散ににげる。
私は備蓄食品の多い納戸へは入れまいと立ちふさがる
さて座敷への戸は閉めたらいいものかと考える。
どちらに逃げようかと ふと動きを止めた侵入者と目があう。
侵入者には私はどう映っているのだろうか。
そして 隣の部屋の本棚の裏へ逃げ込んだ。
それはねずみ。
昨年のよりでかい!
よしやった! 好都合な場所に逃げ込んだ。
後ろは壁で本棚4つも背が高く 駆け上ることはない。
幸い出口は2箇所。
1箇所にバリケードを築いて
もう1箇所に、昨年買っておいた粘着式ネズミ捕りを仕掛けた。
壁との隙間と、ネズミ捕りの幅とがぴったり。
これは勝算あり。
ネズミ捕りを置いてその箇所もとりあえずダンボールとガムテープでふさいだ。
そしてまた洗濯物をたたむうちに
かすかに物音がきこえた。
作戦成功。
粘着に引っ付いていた。
ただし下半身。 前足は外に。
大きいからもがいてでるかも。
恨めしそうに見上げた目と何度もあう。
はやく引っ張り出して
ゴミ袋にいれたい。
しかし上半身は出ている。
窮鼠猫を噛むのだから うっかりすると私の手を噛むかもしれない。
かといって ゴム手袋を準備するのももどかしい。
噛まれたら台所ゴム手袋も貫通するかも。
一瞬にいろんな思いがよぎる。
そうだ これで弱るかも。
ゴキブリのスプレーをかけた。
長いノズルだから 結構ピンポイントで噴霧できる。
しかし それがネズミに有効かどうだかわからない。
それにこの噴霧で粘着が弱ることなんてないよね。
さてそこへ、かねてより、あおぞらルーム開設により
私とは関係ない人も出入りすることになるので
レッスン室等にも施錠ができるよう、頼んでいた鍵屋さんが来る。
「ちょっと そこのドアを閉めてみてください」
いえ 今ねずみを捕ったところで ふさいでいるダンボールが邪魔をして閉められません。
「えっ? ゴキブリでなくネズミですか」
殺虫スプレーを見て さらっとそう言う鍵屋さん。
無理やり閉めて、手際よく鍵を取り付けて帰って行った鍵屋さん。
そのあと、狭い箇所にピンポイントでシュッシュッしたせいか
私も気分がわるい。 マスクをするんだった。
さてネズミ 当然まだ粘着床で生きている。
ここから以下は 少々えぐい話になります。
こうなったからには早く息の根を止めてやるのが仏心。
これ以上のゴキブリスプレーはただのいやがらせだけで
決定打にはならない。
うまく引き出してゴミ袋にいれたら水攻めもできそうですが。
仕方ない。
そういえば、裏の物置の屋根を治した廃材がまだ庭にある。
大工さんは翌日、処分にくる。
廃材置き場から角材を手にとってみた。
この角部分でネズミ撲殺をと思ったが
手に伝わる感触がなんともいえないものになるかもしれない。
そこで丸の塩ビパイプを手にとった。
丸い棒で 圧死をこころみた。
案外すんなり 昇天してくれた。
いやがらせのスプレーが効いていたのか。
そしてゴミ袋へ。
塩ビパイプは明日捨ててくれる。
えぐい話ですが、
これ 誰がするって? 私しかいないでしょ。
帰ってきた主人に話すと
「それ 僕はようせんわ」
そうです 主人はネズミ退治はできません。
このまえ ハエたたきがなくて 蓋で生け捕りしたちいさなハエの処分で
これまた お話がひとつできるぐらいの行動をした主人。
「僕 ようせんわ」
私を賞賛したのか
頼りなさを露呈させたのか
解釈は私と娘とではちがう。
そしてその後
数箇所からねずみの糞発見。
孫たちがどこでどう遊ぶかわからない。
アルコールスプレーを買ってきて
またもやあちこちシュッシュッ。 床掃除。
ネズミ捕り物でと
床掃除で心身ともにつかれた土曜日でした。