ここでもすばやい処置で
広畑記念病院のデータとともに
すぐに診断され 医師から詳しい説明を受けました。
急性大動脈解離スタンフォードAと言われ
大動脈解離でも一番厄介な症状。
これは通常なら今すぐに手術ですと説明され
当然リスクや成功率も説明。このまま手術しないときのリスクも。
しかし高齢ゆえの成功しても数々の合併症のリスク。
そして最大は認知症の悪化で寝たきりの全面介護に
家族がサポートできるかの覚悟を一番重要とされました。
手術をするなら、今すぐなのですから
決断はその場で。
母が元気なころから、無理なことはしないといわれていましたから
気持ちは決まっていたものの、
医師には失礼ですが救命に使命をもって手術をしたがる医師もいるとききますので
おそるおそる、しない決断を問うてみたら
医師も、そして今いるスタッフも この年齢だと
そういう決断をするのは妥当だと背中を押してもらえたので
手術はしないと決めました。
もしもの時の延命処置はしない。
電話がかかるということはそういうことですからと。
それを私一人で即断を迫られ
母のこれからを私が決めるのかと思うと
さすがにこれはつらいものがありました。
医師は、「今、私は出会ってこのときしか知らないですから」
私の今までの認知症の母の被害妄想とかかっわってきたこと、
これからのことをもあるでしょうからと
いろいろ決断に配慮いただいたときは 涙しました。
七時前に家をでて
帰ったのは11時過ぎ。
怒涛の4時間。
循環器の看護士から今夜は帰るのかと言われましたが
家に要介護3の父がまっておるのです。
この夜は気がたって睡眠3時間、
土曜日はさすがにぐったりでした。
母の元気なときの言葉。
「嫁いらず観音に参ってきたから」
(娘と言えども最後は厄介をかけないから) 相当厄介はかけてもらっていますけど・・。
「急死したら心残りだろうから、1週間くらいわずらって死ぬわ」
なんと 母らしい上から目線の私に対する気遣いのある言葉だこと。