とりあえず 新年のご挨拶ができましたことうれしく思います。
新年の話題にはふさわしくないですが、
これも 長い人生の中で経験することだから
ごめんしてもらいましょ。
年末から 急な坂をすべるように老衰が進んでいった父。
もう なにも食べなくなりました。
年末には近しい親戚には 訪問して知らせ
お寺さんの耳にもいれて、
待機中の年末年始です。
ちゃんと 最後まで希望通りの看取りをしてくれる施設でよかったです。
12月に入ると熱が頻繁に上がり薬で様子を見る日が続いています。
主治医にも延命処置は一切なしでとお願いしていました。
いままさに老衰の きれいに枯れていく様態です。
元旦は初詣よりまずは父の所へと。
もう 話はできないですが
ベッドのそばに行くと気が付いて わずかな手の動きと首の動きで意思疎通ができました。
今までなら しばらく様子をみてから
「帰るよ」と声を掛けたら
「また来てね」とわかるように合図を出してくれていたのですが
今日は 小さく首を横に振る。
しばらく 手を握って
「何も心配ないからね。 家のことはちゃんとやっていくから任せてね」と
いつもは耳元で大きな声で言うところですが
つぶやいただけで 首を縦に振ってくれて
安心して眠りにはいりました。
悲しみの涙でなく
なんというか 父も家族もよく頑張ったというか
しみじみと涙を流せました。
(いや~ まだ亡くなっていませんよ。)
母の時は、
長い認知症の自宅での介護に明け暮れて
最後は あっけなく心臓で3日の入院で旅立った母でしたが
涙する 気力も体力もなく 並行して自宅での本格的父の介護が始まっていました。
やっつけ仕事で葬儀を済ませた6年前のことが思い出されて
母の時は涙を流せなかったことに
申し訳ないというか 仕方なかったというか
穏やかな表情で最期を迎えようとする父をみて
複雑な気持ちで また涙がとまらない元旦でした。
同居の両親を違うパターンの介護を経験させてもらって
どちらも それぞれ納得いく見送りと世代交代をさせてもらうことは
とても ありがたいことだと思いました。
そんなこんなで
こちらのブログと
猫ブログと
教室ブログ
3つ抱えて アタフタとさぼり気味ですが
なにか思った時には 書きますので
どうぞよろしくお願い致します。