思いのほかの長丁場の入院
鼠径ヘルニアとか
小さな穴で ちょこっと腸がでるような手術は
三泊四日くらいで済むようです。
実際、以前の胃の手術で10日入院している間に
腸ヘルニアで 大部屋同室の人.2回入れ替わりましたもの。
私の筋膜の裂け目は大きいとは、術前検査で知らされていました。
1週間くらいで退院できるとふんでいましたが、
なんとそうではなかったのですね。
手術翌日
縦に20センチくらい
横に広いところで13センチくらい広がっていて
無理やり縫い合わせているので
じっとしていないと 縫ったところが切れます。
そうなれば再手術になりますとのことで、
小さいヘルニアの人は
翌日には歩いていたのに
私は丸3日間、ベッドに貼り付けでした。
高脂血症気味なので
血栓予防のために マッサージ機械も3日間つけたまま。
血栓予防の注射も結構、意地悪く痛い。
4日目、起き上がっても歩けない。
お腹に響いて3歩、歩いて挫折。
トイレにも行けない。
まだまだ導尿感は抜けないですねーといわれ
6日目、導尿管がとれても 動き出すと痛くて
しかし 自力でトイレにいかないと
そろそろ、おしっこだけでなく
大きい方もしなけれなならない。
主治医が、
以前の症例で麻酔を外すとき 咳込んで
ぶちっ!と音がして切れた人がいた。
すぐに再度麻酔をして縫い合わせましたが・と。
おー怖い!
術後の家族への説明では
そんなことにならないように
ゆっくり麻酔を切り、ゆっくり外しますので
麻酔の後遺症はあるかも・・・何てこと言われたようです。
とにかく腹筋なんて使わずに
静かにベッドに張り付いているのが3日間。
これ 結構つらかったです。
3日間ほぼ眠れていなかった。
うとうとぐらいはしていたと思うが
前の胃の手術の際にも経験していた
寝落ち仕掛けたら、喉が詰まって呼吸が出来なくなる。
起きている分には大丈夫なんですが。
もうこうなったら、開き直って
眠れなくてもいいやん。
本当にどうにも眠れなくて疲れ果てたら
そのうち眠れるかもしれない。
ベッドの上にいるしかないんだから
どうにでもなれ!とおもって
ひたすら、ベッドの手すりを握って
腕や肩、少しは浮かせられる背中の隙間を作って
3日間、手すり体操をしていました。
親指の付け根や、手のひらがうっ血していたくらいですから。
食欲もまったくなしで
3日目の夜、頼まなくても眠剤を処方されました。
なんと ベルソムラ、これ前の入院の時もらって
副作用でこんな悪夢を見るなら、飲みたくないと1回で断った眠剤。
それならと デエビゴを処方されました。
(なんと変わった名称、1回聞いたくらいでは覚えられなかった)
夜、2時間くらい続けて眠れたから これだけでも随分助かりました。
医師からは退院は、入院日から数えて11日目を推奨されましたが
9日目で退院しました。
ちゃんと歩けないと、家に帰っても何もできないのだからと言われ
自力でトイレに行けるようになった、術後6日目から
歩いてるアピールをしながら スタッフステーションの周りを
痛いお腹を抱えて、すり足で歩きました。
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