麗心さんの陶芸の投稿をみて思い出しました。
昔、 あれは雅子様が婚約中で小和田雅子さんだったころです、
ご縁があって、岡山県出身で姫路の短大で学び、
さらに、東京にて音楽の専門学校を希望していた、お嬢さんの
受験指導をしたことがあります。
お父さんは陶芸家とだけ聞いていました。
習いにきているお嬢さんは、
ゆったりとした、ホントのお嬢様風で、
私はなんとなく さらに学校にいける身分が羨ましくて、
「お父さんはどんなお仕事をしているの?」と失礼ながら聞いてしまいました。
次の週、
そのお嬢さんが、
さりげなく桐箱と、朝日新聞社が発行した作品図録をもってきて、
お父さんが、これを見てもらいなさい と。
な・なんと 彼女の祖父は 備前焼 人間国宝の 藤原 啓。
お父様は 藤原 啓の次男の藤原敬介。 (あまりにもびっくりして 敬称略です)
備前焼と志野焼を融合させた独特の作品でした。
そして 桐箱の中の壷を頂きました。
私の両親はびっくりして、どこかにしまいこんでしまいました。
うかつにも彼女の「藤原」姓だけではわかりませんでした。
それも 図録をみてはじめてすごい人だな~ってわかったくらいでしたから。
それからは少し陶芸展にも足を運ぶようになりました。
彼女が小さい頃を振り返って、
幼稚園の頃はキティちゃんのお茶碗でご飯を食べたかった。
こっそり買ったけど叱られた。
ちゃんとお父さんが家での普段使い用を焼いてくれて、
それを使っている。
重いし、重ねられないし・・・・。
備前焼ファンには羨ましい話です。
彼女にもちょぴり悩みがあったのですね。
それから彼女は東京の専門学校へ。
小和田邸の前を通ったよ~と報告があり、
卒業してから、一度お便りと数度年賀状のやり取りがありましたが、
どうしているのでしょうか??
しまいこんでしまいましたから。
母のみが知っています。
私は、「○○焼き」といった高価な陶器にはあまり造詣が深くなく、以前金沢に行った時も「九谷焼」を見ても欲しいとは思いませんでした・・・
まあ、土あぞびが楽しいっていうだけでしょうか
以前デパートで食器を買った時、店員さんが「年を取ると重い食器が負担になる」って言ってましたよ。友人も家で使うのは軽いものだけって
今度の日曜日から、旅行ですが「備前焼き」が見れると思います。本物を見て来ます